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2025年8月9日土曜日

オランダガラシアブラムシ(Aphis nasturtii)のまとめ

 特徴

オランダガラシアブラムシの無翅成虫は、生体では明るい淡緑色から黄緑色を呈し、蝋質の粉状物は付着していない。腹部背面は淡色で膜質をしており、暗色の帯や硬化板は存在しない。触角は体長の半分をわずかに超える程度である。角状管は通常、淡色の硬化部をもち、先端に向かってやや暗色になる傾向がある。脚は暗色またはやや淡色であり、脛節の先端部はやや暗く、下方からの顕微鏡画像で確認できる。体長は1.1〜2.4 mmである。未成熟個体は淡緑色をしている。

詳細:https://influentialpoints.com/Gallery/Aphis_nasturtii_buckthorn-potato_aphid.htm



元投稿

https://battanohyogo.blogspot.com/2025/04/blog-post.html

https://battanohyogo.blogspot.com/2025/04/blog-post_20.html

2025年7月21日月曜日

キンミズヒキにいたアブラムシ(ワタアブラムシ?)

 2025年7月21日、キンミズヒキに黄色のアブラムシがいたので、もしかしたら、キンミズヒキフタマタアブラムシかもと思い、採集しましたが、角状管が黒一色で、キンミズヒキフタマタアブラムシでは無いようでした。キンミズヒキフタマタアブラムシは、角状管は淡色なので。

 で、ワタアブラムシという結論についたのですが、ワタアブラムシは、高温時は黄色で小型の個体が多いそうです。

  確定できてませんが、ワタアブラムシの可能性が高いかもです。





コニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)のアブラムシ

2025年7月20日、コニシキソウにいました。分かり次第、書きます。


 

2025年7月18日金曜日

ボタンヅルヒゲナガアブラムシMacrosiphum clematifoliae

 2025年7月18日、ボタンヅルの葉裏にいました。前回のボタンヅルワタムシと同じボタンヅルです。おそらく、成虫だと思います。

無翅成虫は、比較的大型で紡錘形のアブラムシであり、体色は淡黄緑色から緑色で、内部にはより暗い青緑色の脊部縦条がある。触角の第III・IV・V節は淡褐色で、先端は黒色、第VI節はほぼ黒色である。角状管は主に黒色だが、基部は淡色である(比較:チューリップヒゲナガアブラムシは角状管が淡色で、先端が暗色になることがある)。尾片は淡色。

触角第VI節の基部部分は、第I・II節を合わせた長さより明らかに短い。触角瘤は非常に大きく、触角第II節とほぼ同じ長さである。口吻は中脚基節を越えて伸び、口吻末端節は後脚第2跗節の1.2〜1.3倍の長さである。

腹部背板は膜質で淡色。角状管は長く、体長の0.33倍を超える(比較:チューリップヒゲナガアブラムシおよび Sitobion africanum は角状管が体長の0.33倍未満)。角状管は尾片の2倍以上の長さがあり、亜先端の網目状領域にかけて明瞭に細くなる。

無翅成虫の体長は2.8〜3.5 mm。



エサキヒゲナガアブラムシAulacorthum esakii (Takahashi, 1924)

 2025年7月18日、ヘクソカズラにいました。一般的に珍しい種とされているようです。

 ヘクソカズラには、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシとかも付きますが、私自身はまだ見ていないです。

 ちなみに、ネットでエサキヒゲナガアブラムシの学名で検索すると、同じ学名で、ヘクソカズラクロアブラムシが出てきました。これは、旧名ということなんでしょうか?



2025年7月12日土曜日

2025年7月11日 ススキのアブラムシ ススキアブラムシ(Melanaphis japonica)か?

 2025年7月11日、ススキの葉舌にいました。

角状管は基部の幅よりも短く、腹部の周辺毛は、後部節を除いて各節に5本あり、頭部の腹面には各側に5本の毛があり、触角は5節からなる。また、擬似感覚器はない。7番目の背部突起には6本の毛、8番目の背部突起には6本の毛がある。

ここから、ススキアブラムシではないかなと思いましたが、どうなんでしょう。



写真だと毛の様子は分かりにくいです...


2025年7月8日火曜日

ナンキンハゼのハゼアブラムシ 2025年7月8日

2025年7月8日、熱中症警戒アラートが出ていますので、ハゼアブラムシだけ見てきました。

2025年7月2日水曜日

2025年6月29日 コミカンアブラムシ

 2025年7月2日、同定しました。





せり科植物にいたニンジンアブラムシ(ハナウドチビクダアブラムシ)

ニンジンアブラムシSemiaphis heraclei (Takahashi, 1921)

 2025年7月2日、せり科植物で大量発生していました。和名は、ニンジンアブラムシとハナウドチビクダアブラムシの両方があるようです。

 個人的にはニンジンアブラムシのほうがよく使われているような気がしましたので、タイトルはニンジンアブラムシにしておきました。ただ、ハナウドチビクダアブラムシというのも別名みたいな感じで使われてはいるようです。

 寄主植物は、せり科の1種としています。







■寄主植物




2025年6月29日日曜日

テッセンのカワリコブアブラムシ? 2025年6月29日

 2025年6月29日、公園にあったテッセンの葉裏にコロニーがありました。

 テッセンは、キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物です。キンポウゲ科センニンソウ属につくものとしては、アブラムシ入門図鑑には、「カワリコブアブラムシ Myzus varians」が紹介されています。

 また、詳しく見てみようと思います。


寄主植物


2025年6月18日水曜日

ヤマボウシヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum (Macrosiphum) cornifoliae Shinji, 1923)

2025年6月18日、ヤマボウシの葉裏で発見。おそらく、ヤマボウシヒゲナガアブラムシかと

以前はSitobion属と扱われていたが、最近は違うみたい。


 

2025年6月16日月曜日

スイカズラヒゲナガアブラムシTrichosiphonaphis lonicerae

 スイカズラに集まるヒゲナガアブラムシ。

腹部背甲は丸みを帯び、ザラザラした黒~赤褐色。

角状管,脚・触角は淡褐色。尾片は大変短い。


発見時、アミメアリが共生していた。







2025年6月15日日曜日

クスオナガアブラムシ(Sinomegoura citricola)

 2025年6月15日、朝方に採集しました。ひこばえしか見てませんが、かなりの数がいました。

こちらのサイトに解説があります:https://influentialpoints.com/Gallery/Sinomegoura_citricola_wine-red_citrus_aphid.htm



2025年6月9日月曜日

ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)

 ユキヤナギアブラムシの無翅成虫は、体色は緑色~黄緑色で、角状管と尾片は黒色。有翅型の胸部は黒色で、後脚の腿節の先端から3分の2ほどは黒く太い。触角は体の0.5-0.6倍の長さで、末端突起は触角第VI節の基部の1.9-2.9倍である。触角第III節の最も長い毛は、その節の基部直径の0.5-1.7倍(通常0.7-1.0倍)である。口吻末端節の長さは120μm未満である(Aphis pomiではRIV+Vが130μm以上)。側面突起は腹部第Iおよび第7節に限定され、腹部第II-IV節には存在しない。角状管は先細りで、体の0.13-0.25倍、尾片の0.9-1.7倍の長さである尾片の毛は通常12本未満(7-15本)である。無翅成虫の体長は1.2-2.2mmである。

 広食性で、色々な植物に寄生するが、私たちの観察では、ユキヤナギ、イタドリ、セイタカアワダチソウ、ハルジオンで確認しています。しかし、それ以外にも寄主植物はあるでしょう。

分布  北海道・本州・四国・九州、世界各地。

茶色の個体:マミー(死骸)


2025年6月5日木曜日

シラネセンキュウフタオアブラムシ Cavariella (Cavariella) japonica

2025年6月5日、サンプルをいただきました。採集地も聞いていて、把握済みですが、未だ、自己採集できていません。

寄主も詳しくわかりませんが、せり科とのことです。たくさんいるらしいので、近いうちに採っておこうと思います。


 

2025年6月1日日曜日

セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシUroleucon nigrotuberculatum

 最近、ブログ記事を色々整理してて、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシを投稿し忘れたことに気づきました。

 セイタカアワダチソウに付く赤色のアブラムシ。

触角,脚の腿節後半以降,角状管は黒色。尾片は黄色~赤色。

体色は鮮やかな赤色。


 現時点では、セイタカアワダチソウにつく赤いアブラムシといえば、本種くらいなので、同定には困らない…?




オオアレチノギクのアブラムシ ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシ

 2025年6月1日、オオアレチノギクの茎にいました。かなり大きいコロニーです。


以下、同定メモ

Blackmanの検索表で同定をしていく

1.ANT PT/BASEが1以上。角状管は管状。3番に進む。

3.亜頂部に網状模様を持つ角状管(少なくとも2〜3列の閉じた多角形細胞)

ー 多角形の網目構造のない角状管

 角状管には、網目構造が見られるため、前者の項目に該当する。4番に進む。

4.角状管が淡色または基部が淡色。13番に進む。

13.角状管は先端が暗色で、基部が淡色であり、長さの0.45に多角形の網目模様がある。第III触角節には5個の感覚毛がある。尾片は非常に細い先端に向かって先細りし、亜先端の毛は通常、側面の毛よりも短く、しばしば鈍い。14番に進む。

14.角状管は尾部の2.0倍の長さ。腹部背板1〜5に中突起(MTu)は存在しない。15番に進む。

15.第III触角節は9個の感覚毛を持ち、基部の0.6を超えて伸びていない。R IV+Vは6-9本の副毛を持つ。

 したがって、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシUroelucon erigeronenseとなる。


引用「Uroleucon erigeronenseの成虫無翅型は、全体的に淡い緑色または黄緑色で、通常、背中に濃い縦縞があります。触角は、触角節IおよびIIが淡色であることを除き、暗色です。末端突起は、触角節VIの基部の3.1~4.7倍の長さです。吻端節(RIV+V)は、第二後肢跗節(HTII)の0.9~1.1倍の長さです。背面は膜状で、体毛は小硬片の上に配置されていません。角状管は主に暗色ですが、基部は淡色で、尾片の1.8~2.4倍の長さです。尾片は淡色またはやや暗色で、6~10本の毛があり、最も遠位の毛は近位の毛よりも短いです。成虫Uroleucon erigeronense無翅型の体長は2.3~2.8mmです。」

 ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシは、オオアレチノギクのところに掲載が無いが、キク科寄生ということで、共通している。

 したがって、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシである。


2025年5月27日火曜日

モモコフキアブラムシHyalopterus pruni

 2025年5月27日、モモ葉裏にいました。おそらく、1次寄主のものでしょう。

ヨシに集まる白いロウ質粉で覆われたアブラムシ。有翅型は緑色で、白いロウ質粉に覆われるが、有翅型は腹部背面中央のみ付かない。無翅型は頭部・胸部と腹部後方が赤く、その間は黄色をしている。春~夏にヨシの葉の裏に群れる。一次寄主で有性生殖及び卵での越冬をする。




2025年6月25日:ヨシにいた個体