2025年8月9日土曜日

オランダガラシアブラムシ(Aphis nasturtii)のまとめ

 特徴

オランダガラシアブラムシの無翅成虫は、生体では明るい淡緑色から黄緑色を呈し、蝋質の粉状物は付着していない。腹部背面は淡色で膜質をしており、暗色の帯や硬化板は存在しない。触角は体長の半分をわずかに超える程度である。角状管は通常、淡色の硬化部をもち、先端に向かってやや暗色になる傾向がある。脚は暗色またはやや淡色であり、脛節の先端部はやや暗く、下方からの顕微鏡画像で確認できる。体長は1.1〜2.4 mmである。未成熟個体は淡緑色をしている。

詳細:https://influentialpoints.com/Gallery/Aphis_nasturtii_buckthorn-potato_aphid.htm



元投稿

https://battanohyogo.blogspot.com/2025/04/blog-post.html

https://battanohyogo.blogspot.com/2025/04/blog-post_20.html

2025年8月7日木曜日

クロモンサシガメの長翅個体

 2025年8月7日、駅で採集しました。はじめはクロサシガメかと思っていましたが、詳しい方から、クロモンサシガメの長翅個体であると、ご教授頂きました。クロサシガメよりもこの形質のクロモンサシガメは、珍しいとのことでした。たしかに、ネットに挙がっている写真は、どれも短翅個体ばかりで、原色カメムシ図鑑の3巻ですら、長翅個体の写真はありませんでした。

 嬉しい戦果です。



2025年8月6日水曜日

ケナガグンバイTingis (Tropidocheila) shaowuana Drake & Maa, 1953

この前のケナガグンバイ。報文ネタに使ったので、12月のきべりはむし公開までは、寄主植物などのデータは、公開はしませんが、採れたということだけ出します。


新成虫







 

ヤナギグンバイMetasalis populi (Takeya, 1932)

2025年8月5日採集。ヤナギに大量にいます。幼虫も多数いたのですが、撮影し忘れました。





 

2025年8月5日火曜日

ヤナギクロケアブラムシかもしれません

 2025年8月5日、ヤナギの葉裏に小さなコロニーがありました。

ヤナギクロケアブラムシとヤナギチャイロケアブラムシがよく似ていますが、今回の個体は、ヤナギクロケアブラムシの方かと思います。

あと、どうやら、アブラムシ入門図鑑の「ヤナギチャイロケは、頭部に網目状の構造がある」は、誤りで、正しくは、「腹部背面に網目状の構造がある」とのことです。こちらのブログのコメントにありました。




文献

ヤナギクロケアブラムシChaitophorus saliniger

ヤナギチャイロケアブラムシC. salijaponicus

2025年8月2日土曜日

ウンモンカスミカメ

2025年7月31日、オニグルミで採集。ヒメヨコバイ系を餌とする肉食性カスミカメらしいです。


 

2025年7月22日火曜日

駅の灯りに来たフタボシツチカメムシ

 2025年7月22日、駅の灯りに来たツチカメです。今年はこれが初めてですが、以前も同じ駅で見つけたことがあります。どこかに生息地があるのでしょうか。



2025年7月21日月曜日

キンミズヒキにいたアブラムシ(ワタアブラムシ?)

 2025年7月21日、キンミズヒキに黄色のアブラムシがいたので、もしかしたら、キンミズヒキフタマタアブラムシかもと思い、採集しましたが、角状管が黒一色で、キンミズヒキフタマタアブラムシでは無いようでした。キンミズヒキフタマタアブラムシは、角状管は淡色なので。

 で、ワタアブラムシという結論についたのですが、ワタアブラムシは、高温時は黄色で小型の個体が多いそうです。

  確定できてませんが、ワタアブラムシの可能性が高いかもです。





コニシキソウ(トウダイグサ科ニシキソウ属)のアブラムシ

2025年7月20日、コニシキソウにいました。分かり次第、書きます。


 

2025年7月18日金曜日

ボタンヅルヒゲナガアブラムシMacrosiphum clematifoliae

 2025年7月18日、ボタンヅルの葉裏にいました。前回のボタンヅルワタムシと同じボタンヅルです。おそらく、成虫だと思います。

無翅成虫は、比較的大型で紡錘形のアブラムシであり、体色は淡黄緑色から緑色で、内部にはより暗い青緑色の脊部縦条がある。触角の第III・IV・V節は淡褐色で、先端は黒色、第VI節はほぼ黒色である。角状管は主に黒色だが、基部は淡色である(比較:チューリップヒゲナガアブラムシは角状管が淡色で、先端が暗色になることがある)。尾片は淡色。

触角第VI節の基部部分は、第I・II節を合わせた長さより明らかに短い。触角瘤は非常に大きく、触角第II節とほぼ同じ長さである。口吻は中脚基節を越えて伸び、口吻末端節は後脚第2跗節の1.2〜1.3倍の長さである。

腹部背板は膜質で淡色。角状管は長く、体長の0.33倍を超える(比較:チューリップヒゲナガアブラムシおよび Sitobion africanum は角状管が体長の0.33倍未満)。角状管は尾片の2倍以上の長さがあり、亜先端の網目状領域にかけて明瞭に細くなる。

無翅成虫の体長は2.8〜3.5 mm。



エサキヒゲナガアブラムシAulacorthum esakii (Takahashi, 1924)

 2025年7月18日、ヘクソカズラにいました。一般的に珍しい種とされているようです。

 ヘクソカズラには、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシとかも付きますが、私自身はまだ見ていないです。

 ちなみに、ネットでエサキヒゲナガアブラムシの学名で検索すると、同じ学名で、ヘクソカズラクロアブラムシが出てきました。これは、旧名ということなんでしょうか?



2025年7月17日木曜日

ボタンヅルワタムシとセンニンソウワタムシ

 前回まで、ちょっと誤りがあったので、訂正しておきます。

1.2種の特徴

センニンソウワタムシ Colophina clematicola

触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満

尾片は広く丸く、目立たない。背面に多数の多面体状蝋腺あり

体長0.8–1.3 mm。

触角は4節。跗節は1節(2節が融合)。角状管は欠如

ボタンヅルワタムシ Colophina clematis

触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満背面に多数の多面体状蝋腺あり

体長2mm超。触角は6節。跗節は2節。孔状角状管あり

腹部第4背版に蝋腺が10–16個(脊部2、側部2、縁部6–12)

角状管は腹部第5背版の蝋腺列のすぐ前に位置。腹部第6背版の脊部蝋腺の面径は20 μm超

2025年7月12日土曜日

2025年7月11日 ススキのアブラムシ ススキアブラムシ(Melanaphis japonica)か?

 2025年7月11日、ススキの葉舌にいました。

角状管は基部の幅よりも短く、腹部の周辺毛は、後部節を除いて各節に5本あり、頭部の腹面には各側に5本の毛があり、触角は5節からなる。また、擬似感覚器はない。7番目の背部突起には6本の毛、8番目の背部突起には6本の毛がある。

ここから、ススキアブラムシではないかなと思いましたが、どうなんでしょう。



写真だと毛の様子は分かりにくいです...


2025年7月8日火曜日

駅のコオロギ

 2025年7月8日、駅の灯りに多数飛来。

 灯りにもよく来る。





ナンキンハゼのハゼアブラムシ 2025年7月8日

2025年7月8日、熱中症警戒アラートが出ていますので、ハゼアブラムシだけ見てきました。