2025年7月4日、イネ科の一種の根にいた
Tetraneura 属は小型のアブラムシである。無翅型は1節性の跗節をもち、有翅型の前翅には単純で分岐のない中脈がある。触角第4節は通常、第5節よりもかなり短い。蝋腺板は存在する場合としない場合がある。
Tetraneura 属には約30種が知られており、そのうち少なくとも7種は、ニレ科(Ulmaceae)の葉に形成される虫こぶ(gall)と、イネ科(Poaceae)の根との間で寄主交替を行う。その他の種は、ニレまたはイネ科植物の根のいずれか一方からのみ記載されている。多くの種は有性世代を含む生活環をもつ。一次雌(fundatrix)は、葉の表面に柄のある袋状の赤・黄・緑色の虫こぶを形成する。Tetraneura 属のアブラムシはアリに保護されない。