・無翅型では腹部に毛が見られる。
・有翅型の幼虫では、全体的に赤褐色をしている。
・本種は、有翅型・無翅型の他、越夏型という特別な型があり、宿主植物の栄養が少ない夏場に、1mm以下の扁平な姿の幼虫で秋まで休眠状態になる特殊な習性がある。和名の二態(ニタイ)はこのことに由来している。
・ニタイケアブラムシ属の仲間は似ており、見た目では同定は難しい
・触覚の長さは体長の約0.6倍
・角状管があるところから尾片のほうにかけてのところは最後の触角節の約2倍長い。
・背面の不連続な横帯は暗く、頭部、前胸背板、蜜腺も同様に暗い。蜜腺は後足の跗節の第2節とほぼ同じ長さである。
・後足の腿節と脛節は全体が暗い
・尾部は広く丸く、8-12本の毛を持つ。体長は2-3mmである。
2025年4月8日観察 |
2025年3月25日観察 |
■越夏型幼虫
カエデ類の葉裏や葉表でよく見られます。
2024年7月22日観察 |
2024年9月23日観察 |
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2023年秋:有翅成虫 |