2025年4月9日水曜日

カエデ類の花に来た:ヒコサンマメヒメハナバチ

こういう類の同定は、経験数ですね…(^▽^;) 

 体育館周辺のカエデ類は平地よりも微妙に成長が早いような気がする。というのも、花がほぼほぼ満開だったからだ。始めは、モミジニタイケアブラムシなどを見に行ったつもりだったが、何やら、ブンブン飛んでいる虫がいる。しかもたくさん。なんだろうと思い、一回手で包んで確認すると、小さな蜂さんだった。幸い、刺されなかったが、ついでに採っておこうと思い、ハンカチを2枚重ね、包むようにして採集に臨んだ。割と、花のちょっと手前で動きが遅くなっていたので、その時に、蜂さんを「むんず!」と捕まえた。 たくさんいたうちの2匹を採ることができたが、今度は網を忘れなようにしたい。


 それで、同定なんですが、うちのオープンチャットにて、教わったので、画像とともに、まとめておきます。

 ご教授くださった方、ありがとうございます🤗





 Micrandrenaの検索表の対句12の、「T1は多少とも点刻を有し、表面はほぼ平滑」という特徴に当てはまるので、対句13に進むグループに当てはまる。(2枚目の腹部のこと)

 そのグループではまずヤマテマメヒメハナバチが除外でき(夏にしか見られないのと触角下面が赤い)、頭盾の毛が密である点からヒコサンマメヒメハナバチとカグヤマメヒメハナバチに絞られる。


 そして腹部腹板各節後縁にある毛の特徴からカグヤマメヒメハナバチは除外できるので、この個体はヒコサンマメヒメハナバチ♂となる。

 ヒコサンマメヒメハナバチ:Andrena (Micrandrena) hikosana Hirashima


おまけ




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