2025年4月10日木曜日

ビオトープにいたカタビロアメンボの仲間

 2025年4月10日:久々にカタビロアメンボを採ろうと思い、ビオトープに行くと、たくさんいました。そのうち、2匹を採集したので、ニッチェ・ライフの「日本のケシカタビロアメンボ亜科-最近の動向と採集・飼育について-」で同定してみました。

 両者とも、体長は2㎜です。


 ビオトープの環境は山地の少し開けたところの池です。止水域です。

始めに、検索表の「中脚および後脚の跗節は脛節より細い;触角第1節の
頭部前縁より突出する部分は短く、その1/2以下」に注目しました。

 「中脚および後脚の跗節は脛節より細い」は、写真で分かると思います。

 また、「触角第1節の頭部前縁より突出する部分は短く、その1/2以下」については、下の写真を見ていただければ、分かりやすいと思います。



 ここから、ケシカタビロアメンボ属Microveliaと同定してみました。

 次に、種類についてですが、はじめ、外見が細長いので、ケシカタビロアメンボ Microvelia douglasi Scott, 1874と予想してみました。

ケシカタビロアメンボの記述「体長 1.5–2.0 mm ほどで、北海道を除く全国に分布してい る。国内では最も普通に見られるカタビロアメンボであり、 止水域から流水域まで広く生息している。雌雄ともに体型 は細長い。長翅型も普通に見られるが、同定の際にはオスの交尾器の確認が必須となる。

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