2024年11月10日日曜日

タケノアブラムシ Melanaphis bambusae

 タケノアブラムシ Melanaphis bambusae

一次寄主:ウシコロシ,カマツカ

二次寄主:アズマネザサ

 周年アズマネザサで過ごす系統もある。


丸っこい体形をしており、体色は暗緑色。

ロウ質白粉で覆われているが、覆われない部分がある為、特有の模様をしている。

角状管は黒色で短い。


2024年12月12日 同じ場所で大量にいたものを撮影しました。







6月3日 兵庫県

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

カエデ類を寄主とするアブラムシの一種。
有翅型は頭部・胸部は光沢のある黒色で、腹部は暗黄褐色で各腹節の左右と中央に黒い硬皮板がある。
無翅型では腹部に毛が見られる。
有翅型の幼虫では、全体的に赤褐色をしている。
本種は、有翅型・無翅型の他、越夏型という特別な型があり、宿主植物の栄養が少ない夏場に、1mm以下の扁平な姿の幼虫で秋まで休眠状態になる特殊な習性がある。
和名の二態(ニタイ)はこのことに由来している。ニタイケアブラムシ属の仲間は似ており、見た目では同定は難しいが本種は最も普通に見られる。


8.XII.2024.兵庫県

コニシキソウのアブラムシ

 ハゼアブラムシのところに置いていましたが、自身がなくなったので、こっちに持ってきました。




詳しくわかれば、追記します。


ヒキオコシコブアブラムシ

ヒキオコシコブアブラムシ
Myzus siegesbeckiae Takahashi, 1965. 

無翅胎生雌虫:体長約1.5㎜。暗褐色。頭の両面にある微細突起は顕著。口吻末端節は後脚跗節第2節の1.45倍長。角状管は触角第3節の1.5倍で中央部わずかに細くなる。尾片は基部の幅の1.2倍長で暗褐色。
有翅胎生雌虫:体長約1.4㎜。

一次寄主:サクラ類
二次寄主:ヒキオコシ・ヤマハッカ

※綺麗な写真が無かったのでまた載せときます




虫こぶ

文献

2024年11月8日金曜日

カシケクダアブラムシ

 Allotrichosiphum kashicola (Kurisaki)

カシに寄生する

観察記録が一回のみなので、また調べておきます。



 28.IV.2024. 兵庫県

ソラマメヒゲナガアブラムシ

 Megoura crassicauda

ソラマメ類に集まるヒゲナガアブラムシ。

体色は鮮やかな緑色に真っ赤な眼,脚・触角・角状管は黒色。

腹部後方の角状管と尾片の中間に1本の黒色の横帯がある。

本種は強い振動を感じると地面に落下して身を守る性質がある。


寄主植物は、ソラマメ類(カラスノエンドウ,ソラマメ,ハマエンドウ,イタチササゲ)などの汁

有翅成虫

20.IV.2024. 兵庫県


ヨモギクギケアブラムシCapitophorus formosartemisiae

 体色は淡黄白色~淡黄色、脚、角状管も同じ色をしている。触角は体長より長い。クギケアブラムシの仲間は体に生える毛の毛先が球状になっている。有翅型は黄色で、腹部背面に四角形の黒色の斑紋がある。

【分布】本州,他不明

【出現期】4~11月

【体長】2㎜







(7.IV.2024. 兵庫県)

2024年11月4日月曜日

?ケブカツヤオオアリ?

先ほど公開したシリアゲアリの仲間と同じくクサギアブラムシと一緒にいました。

詳しい人からはケブカツヤオオアリかもしれないということだったので、?付きで投稿しました。


本州に分布し、林縁部の枯れ枝内に営巣する小型種だそうです。

体長:4.5~6mmで今回見つけたものは5㎜ほどでした。

変更があれば訂正します。

追記2024年11月6日

標本写真です。




文献

岐阜のアリ

シリアゲアリの仲間

アリとアブラムシは共生関係にあるというのは有名な話ですね。なので、当ブログもアリとアブラムシ両方扱っていこうと思います。

キイロシリアゲアリは先ほど公開したクサギアブラムシと共生していました。
クサギアブラムシと一緒にいる



 詳しい方によると、「パット見予想するにキイシリ(キイロシリアゲアリ)の野郎」とのことでした。

 ひとまず、タイトルはシリアゲアリの仲間にしておきます。

追記2024年11月6日

標本写真です。



クサギアブラムシでしょう

2024年11月4日、朝の散策でクサギの葉裏で発見しました。

おそらく、クサギアブラムシだと思います。

虫ナビには、「角状管は黒色で尾片は淡色。クサギの葉の裏の葉脈沿いに寄生し、寄生された葉は縮れる」 とありました。

 今回のクサギも先のほうがしなっていました。




ヤマハンノキのアブラムシ

追記2024年11月4日 

ダイスケさんに教えていただきました。「これはまだ幼虫なので、はっきりとしたことが言えません」とのことでした。

 また成虫を探してみます。

ヤマハンノキにいたアブラムシです。

有翅の幼虫に見えます



 こちらのブログにあった記述に「Pterocallis (Recticallis) nigrostriata (Shinji)」とあったのですが、断定はできないですね……

 何かわかれば追記します

2024年10月28日月曜日

カバイロトゲマダラアブラムシ

追記 2024年11月3日 

ダイスケさんに教えていただきました。

「有翅成虫の腹部背面に見られる突起が黒色なので、カバイロトゲマダラアブラムシTuberculatus (Acanthotuberculatus) indicusあたりだと思います。クヌギトゲマダラアブラムシT. (Orientuberculoides) capitatusでは、その突起が体とほぼ同色です。」

とのことでした。

ラベルは不明種のままにしておきます

2024年10月28日、コナラについていたアブラムシです。

有翅になるであろう幼虫?

有翅成虫です。

マミーもありましたが、同じなのかはわかりません

幼虫 別視点

 虫ナビにあったクヌギトゲマダラアブラムシに似ていたのですが、自信がないので、種の同定は後にします。

分かり次第、追記します。

2024年10月26日土曜日

タンポポアブラムシAphis taraxacicola

 2024年10月26日、タンポポの根際のアブラムシです。

暗緑色のまだら模様で、粉はまっていない。その嘴節は暗色で、尾部は暗褐色である。第 6 触角節の末端突起は、その節の基部の長さの 2.1 ~ 2.8 倍である。腹部の硬皮模様は、暗色の節間筋小板と第 7 ~ 8背節を横切る小さな縁部および嘴節後部の小板で顕著なものから、暗色色素がほとんどまったくないものまで様々である。腹部の縁部結節はかなり大きく目立っており、脚の毛は短く、すべての大腿毛は後脛骨の最小幅よりも短い。

タンポポアブラムシは、タンポポ属の植物の根元やロゼット葉の下に生息し、主に乾燥した日当たりの良い場所で、植物の生育が低いかまばらな場所に生息します。Aphis taraxacicolaは通常アリに監視され、アリは土壌粒子でコロニーを覆います。交尾は行わず、有性生殖型は秋に見られます。イギリス全土、その他のヨーロッパ、シベリアに生息し、カナダと日本でも記録があります


生体写真

以下、標本です

標本 キッチン泡ハイターに5分漬けた

文献

https://bladmineerders.nl/parasites/animalia/arthropoda/insecta/hemiptera/sternorrhyncha/aphidoidea/aphididae/aphidinae/aphidini/aphis/aphis-taraxacicola/


埋立地に発生するアブラムシ類

2024年10月24日木曜日

ヤノイスアブラムシ

  2024年10月24日、クヌギの葉の裏についていたものです。

形態的にヒラタアブラムシ亜科ムネアブラムシ族の何かっぽいです。

ヤノイスアブラムシの一次寄主はイスノキで、二次寄主がコナラ,ミズナラのようなので、もしかしたら、ヤノイスかもです。



変更があれば、追記等します

2024年10月24日21時16分

標本写真です。


2024年11月11日

別地点で、1コロニー確認しました。



画面中央:有翅成虫



2024年10月21日月曜日

クリヒゲマダラアブラムシTuberculatus kuricola

  栗の葉裏をめくった際に1匹の有翅成虫を発見しました。

 

特徴的な翅です

 虫ナビでは、「生息密度が高くなると翅が退化した有翅型(短翅型)が見られるが、胎生♀では無翅型はいない。秋には有性世代が出現し、♀は卵生の無翅型、♂は有翅型となる。♂は暗灰褐色、♀は胎生♀より大型で黒褐色をしている。」とありました。

 近くにコロニーがないかまた探してみます

 

2024年10月19日土曜日

カバウスブチアブラムシ???

アキニレのアブラムシです。



こちらのサイトによると、「成虫の有翅は、頭部、胸部および腹部の大部分が淡い黄緑色であるが、頭部の前部は黒色」とのことでした。

 なお、もっといるかなと思ったのですが、採れたのがこれだけでした。

 もし訂正などがあれば追記します

2024年10月11日金曜日

オヒシバクロアブラムシ Hysteroneura setariae

2025年7月13日 オヒシバで大量発生していた




2024年10月11日、帰宅途中に目に留まったメヒシバに少数のコロニー?がありました。

メヒシバの穂の部分にいました

 「シバ に寄生 す るア ブ ラム シ類2種 の摂食 お よび寄 主選 好性に関す る研究」という文献にキビクビレアブラムシという種があり、確認してみたのですが、わからなかったので、Xにて、@ダイスケさんに聞いてみました。

すると、「オヒシバクロアブラムシ Hysteroneura setariaeの可能性が高い」とのことでした。

 濃緑色~やや赤みがある黒色のアブラムシで、角状管は黒く、尾片は白いという特徴です。

2024年10月24日
標本写真です。




2024年11月18日



別のメヒシバにもいました。

2024年10月7日月曜日

おそらく、ハリエンジュアブラムシでしょう

  以前下記のブログに投稿していたアブラムシです。

2023年8月27日 早朝のカメムシ散歩 ~新しい仲間~

このブログ載せたアブラムシは、ハリエンジュアブラムシではないかと思います。

フジに群がる 27.VIII.2023.

  色々と調べてみましたが、ニセアカシア(ハリエンジュ)につく、アブラムシでいい気がします。

 本種は特徴的な形態をしているので、近縁種もなさそうです。

 公園のフジにいたのですが、ニセアカシア(ハリエンジュ)もフジもマメ科です。

 

 最近は、あまり見かけないのでまた探します