2025年6月5日、駅にいた蟻です。この採集地である駅では、以前ケブカアメイロアリを採集したことがあります(Twitterなどで教わりました)。それから、そこでは、巣がどこかにあるのだろうと思っています(ちょこちょこ働きアリがいます)。
まあただ、お顔確認などはしたほうがいいみたいなので、一旦、?付きでしておきます。
2025年6月5日時点では、以下の点が顕微鏡で確認できています。
・体長が2.5㎜であること
・腹部は黒色味が強いこと
・前伸腹節に立毛はないこと
2025年6月5日、駅にいた蟻です。この採集地である駅では、以前ケブカアメイロアリを採集したことがあります(Twitterなどで教わりました)。それから、そこでは、巣がどこかにあるのだろうと思っています(ちょこちょこ働きアリがいます)。
まあただ、お顔確認などはしたほうがいいみたいなので、一旦、?付きでしておきます。
2025年6月5日時点では、以下の点が顕微鏡で確認できています。
・体長が2.5㎜であること
・腹部は黒色味が強いこと
・前伸腹節に立毛はないこと
本州・四国・九州に分布します。立木のうろや根際の空洞に営巣することが多い。トゲアリの女王アリはクロオオアリやムネアカオオアリの巣に侵入し、その巣の女王アリを殺してその巣を乗っ取ります(一時的社会寄生)。兵庫県最普通種。体長:7~8mm。
2025年3月9日:iNaturalistに投稿したら、ホソウメマツオオアリかウメマツオオアリのどちらか、ホソウメマツオオアリである可能性が高いとコメントいただきまして、「日本産アリ類画像データベース」で調べてみました。
<ホソウメマツオオアリの特徴>
・前伸腹節背縁は側方から見て直線状かわずかにへこむ程度であること
・腹柄節の前縁と後縁の直線部の長さが後縁のほうがより長いこと
また、ウメマツオオアリの説明にあった「前胸は褐色がかる場合が多い。前伸腹節背縁に明瞭なへこみを持つ。腹柄節は厚く,側方から見て前後に対称な逆U字型を示す。」に当てはまらなかったことから、ホソウメマツオオアリで同定しました。
標本写真:2025年3月7日兵庫県赤穂市採集 女王 |
石の下のコロニー:女王アリが多かったですが、もうすぐ結構飛行? |
毛も生えてます |
日本産アリ類画像データベースhttp://ant.miyakyo-u.ac.jp/J/Taxo/F80914.html
2024年12月15日 兵庫県赤穂市雄鷹台山
追記 2024年12月23日
iNaturalistで、ウメマツオオアリと教わったので訂正します。
過去に見つけていたもので、投稿してなかったので、投稿します。
ウメマツオオアリ亜属Myrmamblysの1種で、体長5〜6 mm。体色は黒色で脚は黒褐色,前胸は褐色がかる場合が多い。前伸腹節背縁に明瞭なへこみを持つ。腹柄節は厚く,側方から見て前後に対称な逆U字型を示す。
追記 2024年12月23日
iNaturalistにて、ケブカアメイロアリと教わりました。こちらの種も南方系で、定期的な分布調査は必要らしいので、改めて、きべりはむしに送りました。
追記 2024年12月4日
兵庫県NPO法人こどもとむしの会の会誌『きべりはむし』の編集部に短報データとして、お送りしました。 論文は今月末に一般公開となります。 今後の情報が入り次第、改めて追記します。
昨日、駅で見つけたアリです。駅の待合室のドアは固定されてて、その隙間に巣があるのかなと思います。
というのも、少し前に大量のワーカーを見たので…
体長2.5-3 mm。体は褐色から黒褐色で,腹部は黒色味が強い。大あごに6歯をもつ。触角柄節はやや長く,その長さの3割程度が頭部後縁を越える.柄節は立毛を多数もつ。前・中胸背板に6対以上の剛毛がある。前伸腹節に立毛はない。後脚のみ腿節と脛節に剛毛をもつ。
裸地や草地などの乾いた環境に多い。日本と台湾に生息し,小笠原諸島や南西諸島では普通に見られる。近年,鹿児島市や広島市からも公園や市街地の植え込み等に営巣しているものが採集されている。東京都では,おそらくどこからか植物とともに持ち込まれてきた本種が水族館内に生息していた例がある。
毛が生えてますね(言わんでもよかったか……?) |
アブラムシ採集ついでに枝ガチャをしていたら、アリのコロニーがあるであろう枝があったので、持ち帰って巣を調べてみました。
女王アリがいくつかいたのと働きアリが結構出てきました。
詳しい人によると、「ヒラズオオアリ」というアリだそうです。
ヒラズオオアリ( Colobopsis nipponicus ):本州南岸、四国、九州、小笠原諸島、琉球列島に分布します。
樹上性のアリで大型働きアリ(兵アリ)と小型働きアリの明瞭な2型を示します。
兵アリと女王アリの頭部前方は切断されたようになっており、兵アリはこの平になった頭部を使い内側から巣口を塞ぎ、他者の侵入を防ぎます。体長:大型働きアリ5mm、小型働きアリ2.5~3mm。
ワーカー |
おそらく女王 |
2024年11月12日のアリです。
マツの朽木割りで1コロニー発見しました。女王が見つからなかったので、働きアリ1匹だけ持ち帰りました。
ハヤシケアリ( Lasius hayashi ):北海道、本州、四国、九州、屋久島に分布します。
体長:2~4mm。
iNaturalistで
体長4.5〜6 mm。体色は灰色あるいは褐色がかった黒色。日本産クロヤマアリ亜属のなかでは最も光沢の鈍い種である。ハヤシクロヤマアリによく似るが,腹部第2節背板中央部にふつう10本以上 (平均13本) の立毛があること,腹部第1節背板中央部にもふつう少数 (平均4本,無い場合もある) の立毛があることで区別できる。
文献
日本産アリ類画像データベース
先ほど公開したシリアゲアリの仲間と同じくクサギアブラムシと一緒にいました。
詳しい人からはケブカツヤオオアリかもしれないということだったので、?付きで投稿しました。
本州に分布し、林縁部の枯れ枝内に営巣する小型種だそうです。
体長:4.5~6mmで今回見つけたものは5㎜ほどでした。
変更があれば訂正します。
追記2024年11月6日
標本写真です。
文献