ラベル ワタムシ亜科 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ワタムシ亜科 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年7月17日木曜日

ボタンヅルワタムシとセンニンソウワタムシ

 前回まで、ちょっと誤りがあったので、訂正しておきます。

1.2種の特徴

センニンソウワタムシ Colophina clematicola

触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満

尾片は広く丸く、目立たない。背面に多数の多面体状蝋腺あり

体長0.8–1.3 mm。

触角は4節。跗節は1節(2節が融合)。角状管は欠如

ボタンヅルワタムシ Colophina clematis

触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満背面に多数の多面体状蝋腺あり

体長2mm超。触角は6節。跗節は2節。孔状角状管あり

腹部第4背版に蝋腺が10–16個(脊部2、側部2、縁部6–12)

角状管は腹部第5背版の蝋腺列のすぐ前に位置。腹部第6背版の脊部蝋腺の面径は20 μm超

2025年7月4日金曜日

Tetraneura sp. (2025年7月4日)

 2025年7月4日、イネ科の一種の根にいた

Tetraneura 属は小型のアブラムシである。無翅型は1節性の跗節をもち、有翅型の前翅には単純で分岐のない中脈がある。触角第4節は通常、第5節よりもかなり短い。蝋腺板は存在する場合としない場合がある。

Tetraneura 属には約30種が知られており、そのうち少なくとも7種は、ニレ科(Ulmaceae)の葉に形成される虫こぶ(gall)と、イネ科(Poaceae)の根との間で寄主交替を行う。その他の種は、ニレまたはイネ科植物の根のいずれか一方からのみ記載されている。多くの種は有性世代を含む生活環をもつ。一次雌(fundatrix)は、葉の表面に柄のある袋状の赤・黄・緑色の虫こぶを形成する。Tetraneura 属のアブラムシはアリに保護されない




2025年6月7日土曜日

トドワタムシ Mindarus japonicus Takahashi

コメツガのアブラムシです。

モミ属(モミ、トドマツなど)、ツガ属などに寄生する。葉がちぢれて丸く集まった部分にコロニーがある(写真2枚目)。


 
コロニーがあるところ

2025年6月3日火曜日

2025年6月2日 ヒメジョオンの根にいたアブラムシ ケブカチチュウワタムシ

2025年6月2日、ヒメジョオンの根に1匹いたのを見つけました。隣接するようにアリの巣があったので、その巣のアリと共生したいたのでしょうか。



 
標本

2025年5月13日火曜日

ナシハマキワタムシ Prociphilus kuwanai Monzen, 1927

 2025年5月12日確認しました。私らの観察では初確認です。

 ホストは、カマツカ(バラ科)ではないかなと思います。



2025年3月29日土曜日

スゲワタムシColopha kansugei

 2025年3月29日:スゲ類の群生地にて発見しました。カンスゲワタムシとも呼ばれるそうです。(アブラムシ入門図鑑52ページ)

 おそらく、胎生越冬していたものと思われます。