2025年6月30日月曜日

ササ類にいたカイガラムシ (クロテンコナカイガラムシあたり)

クロテンコナカイガラムシの若いものと、ご教授いただきました。

2025年6月30日、ササ類の葉裏で1匹のカイガラムシを見つけました。雰囲気は、コナカイガラムシ科のような感じですが、難しいです。

サンプリングしてあります。


 

2025年6月29日日曜日

テッセンのカワリコブアブラムシ? 2025年6月29日

 2025年6月29日、公園にあったテッセンの葉裏にコロニーがありました。

 テッセンは、キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物です。キンポウゲ科センニンソウ属につくものとしては、アブラムシ入門図鑑には、「カワリコブアブラムシ Myzus varians」が紹介されています。

 また、詳しく見てみようと思います。


寄主植物


2025年6月27日金曜日

【2025年6月26日採集】駅の灯りに飛来したBrentiscerus putoni

追記(2025年6月27日):Xでご教授頂きました。以下、その内容です

ご連絡いただきありがとうございます。このナガカメムシは恐らくオーストラリア原産のBrentiscerus putoniで最近西日本の標本をもとに日本新記録として論文が出ています。ユーカリ類につきますが、日本の個体は灯火で得られたものがほとんどで生態に関する情報は乏しいようです。

以上ご参考になりましたら幸いです。

2025年6月23日月曜日

エゴノネコアシアブラムシ(Ceratovacuna nekoashi)

 2025年6月23日、エゴノキのところにエゴノネコアシフシという虫こぶができていて、その中にいました。

一次寄主:エゴノキ

二次寄主:イネ科(アシボソ,ヒメアシボソ,オキナワカルカヤ,コブナグサ,ケチヂミザサ,エダウチチヂミザサなど)


エゴノキとアシボソ類を寄主とするツノアブラムシ族の一種。

春から初夏にかけてエゴノキに猫の足を思わせる虫コブを作ることが名前の由来。

夏から秋にかけて二次寄主のアシボソ類に寄生した後、晩秋に有翅型が出現してエゴノキに戻る。

二次寄主で発生する無翅型は、頭部に1対の角状突起がある。体色は暗赤褐色で腹部背面は白色ロウ質物に覆われ、周縁で多量に分泌する。アシボソ類の穂や葉身部に寄生する。







エゴノネコアシフシ


2025年6月28日:アシボソ世代







2025年6月22日日曜日

サルスベリヒゲマダラアブラムシ(Tinocallis kahawaluokarani)

 2025年6月22日、駅前のサルスベリで、大量発生していました。

 有性世代は、無翅成虫らしいです(虫ナビより)。






2025年6月19日木曜日

アズキヘリカメムシ(Homoeocerus marginiventris)

 2025年6月19日、駅の灯りに来ていました。前回は、公園のフジで見ましたが、灯りに来たものは、初めてです。



2025年6月18日水曜日

ヤマボウシヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum (Macrosiphum) cornifoliae Shinji, 1923)

2025年6月18日、ヤマボウシの葉裏で発見。おそらく、ヤマボウシヒゲナガアブラムシかと

以前はSitobion属と扱われていたが、最近は違うみたい。


 

オニグルミミドリトゲアブラムシDasyaphis mirabilis

 2025年6月18日、前回のオニグルミトゲアブラムシと同じオニグルミの葉表にたくさんいました。

 色々と調べてみましたが、おそらく、これでいいと思います。

参考にしたブログ:https://blog.tamagaro.net/?p=6822




2025年6月16日月曜日

スイカズラヒゲナガアブラムシTrichosiphonaphis lonicerae

 スイカズラに集まるヒゲナガアブラムシ。

腹部背甲は丸みを帯び、ザラザラした黒~赤褐色。

角状管,脚・触角は淡褐色。尾片は大変短い。


発見時、アミメアリが共生していた。







アミメアリ( Pristomyrmex punctatus)

女王アリが存在せず、働きアリが産卵した卵から働きアリが生産され増殖します。稀にオスアリと単眼をもつ働きアリが発見されることがあります。体長:2.5mm。



2025年6月15日日曜日

クスオナガアブラムシ(Sinomegoura citricola)

 2025年6月15日、朝方に採集しました。ひこばえしか見てませんが、かなりの数がいました。

こちらのサイトに解説があります:https://influentialpoints.com/Gallery/Sinomegoura_citricola_wine-red_citrus_aphid.htm



2025年6月14日土曜日

シイコムネアブラムシ Metanipponaphis rotunda rotunda

 2025年6月13日、スダジイで採集。

一次寄主:イスノキ

二次寄主:スダジイ


イスノキとスダジイに寄生するヒラタアブラムシの一種。

無翅型胎生♀はやや楕円形の平らな背甲を持ち、体色は黒色で左右後方に白い横線がある。

幼虫は赤紫色、白色ロウ質物を分泌する。




2025年6月13日金曜日

オニグルミトゲアブラムシ Dasyaphis rhusae 2025年6月13日

 2025年6月13日、オニグルミの葉裏でたくさん見られました。



スダジイのシイケクダアブラムシ(Eutrichosiphum sinense)

 2025年6月13日、スダジイで見られました。

Blackmanの検索表から




トドマツオオアブラムシ Cinara todocola Inouye, 1936

 2025年6月12日、サンプルをいただきました。

日本産オオアブラムシの検索表(以下に示す)で、標本検鏡を行ったあと、こちらの文献なども見てみました。

 ホスト植物が、コメツガですが、モミ類ともよく似た植物ですし、分布も本州入っているようです。

 ただ、サンプルをコメツガでたくさん集めてみて…ですね

日本産オオアブラムシの検索表より




2025年6月11日水曜日

ノグルミの不明アブラムシ(Mesocallis platycaryae?)

ノグルミでちょいちょいこのアブラムシが増えてきています。後輩との検鏡では、「Mesocallis platycaryae」である可能性が高いと考えましたが、もう少しサンプリングしていく必要がありそうです。






 

2025年6月9日月曜日

ベニボタルの仲間の飛ぶ瞬間

ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)

 ユキヤナギアブラムシの無翅成虫は、体色は緑色~黄緑色で、角状管と尾片は黒色。有翅型の胸部は黒色で、後脚の腿節の先端から3分の2ほどは黒く太い。触角は体の0.5-0.6倍の長さで、末端突起は触角第VI節の基部の1.9-2.9倍である。触角第III節の最も長い毛は、その節の基部直径の0.5-1.7倍(通常0.7-1.0倍)である。口吻末端節の長さは120μm未満である(Aphis pomiではRIV+Vが130μm以上)。側面突起は腹部第Iおよび第7節に限定され、腹部第II-IV節には存在しない。角状管は先細りで、体の0.13-0.25倍、尾片の0.9-1.7倍の長さである尾片の毛は通常12本未満(7-15本)である。無翅成虫の体長は1.2-2.2mmである。

 広食性で、色々な植物に寄生するが、私たちの観察では、ユキヤナギ、イタドリ、セイタカアワダチソウ、ハルジオンで確認しています。しかし、それ以外にも寄主植物はあるでしょう。

分布  北海道・本州・四国・九州、世界各地。

茶色の個体:マミー(死骸)