2025年4月20日日曜日

ヨモギヒメヒゲナガアブラムシMacrosiphoniella yomogicola

 2025年4月20日:ヨモギにいました。体色が赤系統よりの個体がたくさん見れた。

体色は、緑系と赤系の2タイプがある。

薄くロウ質白粉で覆われるが、腹部背甲中央付近は覆われない。

角状管と尾片は黒色で、ほぼ同じ長さ。







寄主植物不明のアブラムシ

 2025年4月20日に、スイーピングで採集しました。

採集地:ここをスイーピングしました

特徴

体長角状管尾片
3500㎛930㎛300㎛

・口吻全体:500㎛
・口吻末端節:250㎛



分かり次第、追記します

ビワキジラミCacopsylla biwa

 2025年4月20日:ナシミドリオオアブラムシ採集ついでに採集しました。

 私のフィールドのビワではよく見ます。



ナシミドリオオアブラムシも無翅成虫が増えた

 2025年4月20日:朝早めに散策しました。ビワのナシミドリオオアブラムシは、前回、幼虫がほとんどでしたが、大分成虫が増えました。大体アズキナシオオアブラムシと同じくらいのタイミングかなと。



イタドリのアブラムシ(緑色の個体を検鏡した)

ワタアブラより若干大きいようです。また、Blackmanのアブラムシリストには、イタドリのアブラムシの記述が見当たらず、謎です。また、サンプリングを続けようと思います。
2025年4月19日、イタドリの新葉にいました。小規模なコロニーです。なんか違う種と混ざってた。イタドリオマルとユキヤナギアブラは、イタドリにつくのは有名な話ですが、なんとなく、その2種ではない気がします。サイズ的に。まあ、まだ真相は不明ですが

本題は、緑色の種類です

腹部に見える黒い点は、仔虫だろうと推測

 写真撮ってないですが、顕微鏡下でさっき見ました。
 とりあえず、分かったことをどんどん追記していきます。

・触角 1節:100㎛ 
   2節:500㎛
   3節:200㎛

・角状管:250㎛

・尾片:150㎛

・体長2000㎛

2025年4月17日木曜日

カエデ類のアブラムシ以外の昆虫

 ■カエデ類の生き物観察 2025年4月17日

 前回、トウキョウカマガタアブラムシなどを採集した同じカエデに行って、アブラムシ以外を採集した。 カミキリやミクロレピなどたくさんの生き物が取れた。ミクロレピは、後輩の鱗翅屋にあげた。


1.キバネニセハムシハナカミキリ



2.ヒメクロトラカミキリ



3.セスジヒメハナカミキリ


4.ヒラタハナムグリの仲間?


5.ダンダラ??



2025年4月16日水曜日

カエデ類のアブラムシたち

 2025年4月16日:春のカエデ類には、蜂さんハナアブさんがたくさんいました。

 今日は、アブラムシもたくさん見れたのに加えて、有翅成虫も各種たくさん見れました。

1.トウキョウカマガタアブラムシ Yamatocallis tokyoensis (Takahashi) 

 有翅成虫がたくさん出ていました。
 「こちら」の記事に、詳しく説明があります。

 近似種のヒラヤマカマガタアブラムシは、前翅の前半のみが着色しているので、こちらは、トウキョウカマガタでいいのかなと思います。


良く跳ねます

 数匹持ち帰りました。



2.モミジニタイケアブラムシPeriphyllus californiensis

こちらもカエデ類で。トウキョウカマガタなどよりも多い種類で、最普通種といえるのではと思います。


有翅幼虫

出産中の個体

採集地


春のビオトープの様子

アブラムシの内容物処理 標本制作過程

2025年4月15日火曜日

ニタイケアブラムシの仲間の幹母

2025年4月15日:肌寒い日はまだちょいちょい来ますが、アブラムシは今のところ順調に増えています。

こちらの種は、寄主植物がイロハモミジです。ひとまず、一旦、上位分類に


 

2025年4月14日月曜日

雄鷹台山のアブラムシ

基本構成:写真➡種名・一言

兵庫県赤穂市にある雄鷹台山(おたかだいやま)なで見られたアブラムシをここにまとめておこうと思います。

随時更新します。掲載種数:28種








1.マキシンハアブラムシ(アブラムシ科マダラアブラムシ亜科)

イヌマキに普通に見られます。一年中。









2.エノキワタアブラムシ(アブラムシ科マダラアブラムシ亜科)

初夏頃からエノキで大規模なコロニーで生活します。雄鷹台山にもエノキは多くあり、そこに大量にいます。








3.カバイロトゲマダラアブラムシ(アブラムシ科マダラアブラムシ亜科)

秋にぎりぎり生き残ったコナラで見つけました。初夏頃に出てくる?










4.タケヒゲマダラアブラムシ(アブラムシ科マダラアブラムシ亜科)

3月下旬頃からササ類で見られ始めます。普通。








5.トゲマダラアブラムシの仲間①

エノキをスイーピングして採集しました。









6.トゲマダラアブラムシの仲間②

寄主はウバメガシです。カシ類のこういったアブラムシは少し珍しいらしい・・・








7.ケヤキブチアブラムシ(アブラムシ科マダラアブラムシ亜科)

ケヤキ類で普通に見られます。









8.モミジニタイケアブラムシ(アブラムシ科ケアブラムシ亜科)

カエデ類で最も普通にみられるアブラムシです。3月頃から、孵化して、4月中旬には無翅成虫が出ています。









9.タケノアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

ササ類で普通に見られます。4番のタケヒゲマダラよりも多いです。













10.タンポポアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

タンポポの葉裏で見られます。雄鷹台山ではあまり多いわけではないですが、見つけやすいです。










11.クサギアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

寄主:クサギ









12.Melanaphis属の一種(アブラムシ科アブラムシ亜科)

現段階では、種まで判別できなかった。ススキの葉舌(ようぜつ)などにいます。









13.ハゼアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

極めて広食性のアブラムシで、様々な植物に寄生し、体色もかなり変異があります。










14.ユキヤナギアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

こちらも広食性です。










15.ワタアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

こちらも広食性です。









16.キクヒメヒゲナガアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

寄主はキク科の一種です。よく似た種で、本種より赤っぽいタイワンヒゲナガアブラムシというのもいます。










17.ホトケノザクギケアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

寄主は、ホトケノザです。葉裏でよく見られます。









18.カンスゲワタムシ(アブラムシ科タマワムシ亜科)

スゲ類に寄生し、白いロウ物質を出します。基本的にコロニーで得られます。数は多くはないですが、珍しいわけでもないです。










19.カシオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

アラカシのひこばえでよく見ます。雄鷹台山ではめっちゃ多いというわけではないです。








20.ナシミドリオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

ビワで見られます。ビワとナシを寄主転換する。

当ブログでもうお馴染みのアズキナシオオアブラムシとよく似ていますが、寄主で違いがあります。











21.マツホソオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

マツ類の葉でよく見る種類です。










22.マツオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

こちらも、マツホソと同様に、マツ類で見られますが、マツの実のできるところあたりに多いです。










23.ヤノクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

トビイロケアリ?のトンネル巣内でよく見つかります。寄主は、ケヤキでした。










24.アカメガシワクチナガオオアブラムシ(アブラムシ科オオアブラムシ亜科)

アカメガシワのトビイロケアリ?のトンネル巣内でよく見つかります。








25.タマワムシ亜科の一種

寄主植物が不明なので、同定困難。








26.ジャガイモヒゲナガアブラムシ(アブラムシ科アブラムシ亜科)

寄主植物がカラスノエンドウです。











27.ウバメガシアブラムシ(アブラムシ科ヒラタアブラムシ亜科)

ウバメガシがあれば、枝によくいます。










28.Dermaphis coccidiformis(アブラムシ科ヒラタアブラムシ亜科)

アラカシの冬芽に無翅成虫が見られます。