2024年11月11日月曜日

ウロコアシナガグモTetragnatha squamata Karsch, 1879

去年に見つけたものです。




兵庫県 2023年12月
 

サルトリイバラアブラムシ

 体色は暗緑色で中央は暗黄褐色。白いロウ質物で覆われる。

サルトリイバラの葉の裏にコロニーを作り、秋には有性世代が見られる。


 じーと見ているとマミーにしか見えません(笑)


 ピンセットで刺激すると動きます。


2024年11月18日 別のサルトリイバラにもいました











2024年11月10日日曜日

アミメアリ

 アミメアリ( Pristomyrmex punctatus ):女王アリが存在せず、働きアリが産卵した卵から働きアリが生産され増殖します。稀にオスアリと単眼をもつ働きアリが発見されることがあります。体長:2.5mm。 

このアリもアブラムシ探しでよく見られます。



タケヒゲマダラアブラムシ Takecallis arundicolens

タケヒゲマダラアブラムシ Takecallis arundicolens

タケ科 メダケ属,マダケ属,ササ属(アズマネザサ,クマイザサ,クマザサなど)の汁

 幼虫も同様。

ササ類に付くマダラアブラムシ。

体色は淡黄色で、腹部先端にある尾片は黒色。

胎生雌は有翅型のみ、卵生雌は無翅型だが有翅型に似ているという。

ササ類の葉の裏に見られる。




 2023年12月17日 兵庫県

タケノアブラムシ Melanaphis bambusae

 タケノアブラムシ Melanaphis bambusae

一次寄主:ウシコロシ,カマツカ

二次寄主:アズマネザサ

 周年アズマネザサで過ごす系統もある。


丸っこい体形をしており、体色は暗緑色。

ロウ質白粉で覆われているが、覆われない部分がある為、特有の模様をしている。

角状管は黒色で短い。


2024年12月12日 同じ場所で大量にいたものを撮影しました。







6月3日 兵庫県

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

カエデ類を寄主とするアブラムシの一種。
有翅型は頭部・胸部は光沢のある黒色で、腹部は暗黄褐色で各腹節の左右と中央に黒い硬皮板がある。
無翅型では腹部に毛が見られる。
有翅型の幼虫では、全体的に赤褐色をしている。
本種は、有翅型・無翅型の他、越夏型という特別な型があり、宿主植物の栄養が少ない夏場に、1mm以下の扁平な姿の幼虫で秋まで休眠状態になる特殊な習性がある。
和名の二態(ニタイ)はこのことに由来している。ニタイケアブラムシ属の仲間は似ており、見た目では同定は難しいが本種は最も普通に見られる。


8.XII.2024.兵庫県

コニシキソウのアブラムシ

 ハゼアブラムシのところに置いていましたが、自身がなくなったので、こっちに持ってきました。




詳しくわかれば、追記します。


ヒキオコシコブアブラムシ

ヒキオコシコブアブラムシ
Myzus siegesbeckiae Takahashi, 1965. 

無翅胎生雌虫:体長約1.5㎜。暗褐色。頭の両面にある微細突起は顕著。口吻末端節は後脚跗節第2節の1.45倍長。角状管は触角第3節の1.5倍で中央部わずかに細くなる。尾片は基部の幅の1.2倍長で暗褐色。
有翅胎生雌虫:体長約1.4㎜。

一次寄主:サクラ類
二次寄主:ヒキオコシ・ヤマハッカ

※綺麗な写真が無かったのでまた載せときます




虫こぶ

文献

2024年11月8日金曜日

カシケクダアブラムシ

 Allotrichosiphum kashicola (Kurisaki)

カシに寄生する

観察記録が一回のみなので、また調べておきます。



 28.IV.2024. 兵庫県

ソラマメヒゲナガアブラムシ

 Megoura crassicauda

ソラマメ類に集まるヒゲナガアブラムシ。

体色は鮮やかな緑色に真っ赤な眼,脚・触角・角状管は黒色。

腹部後方の角状管と尾片の中間に1本の黒色の横帯がある。

本種は強い振動を感じると地面に落下して身を守る性質がある。


寄主植物は、ソラマメ類(カラスノエンドウ,ソラマメ,ハマエンドウ,イタチササゲ)などの汁

有翅成虫

20.IV.2024. 兵庫県


ヨモギクギケアブラムシCapitophorus formosartemisiae

 体色は淡黄白色~淡黄色、脚、角状管も同じ色をしている。触角は体長より長い。クギケアブラムシの仲間は体に生える毛の毛先が球状になっている。有翅型は黄色で、腹部背面に四角形の黒色の斑紋がある。

【分布】本州,他不明

【出現期】4~11月

【体長】2㎜







(7.IV.2024. 兵庫県)

2024年11月4日月曜日

?ケブカツヤオオアリ?

先ほど公開したシリアゲアリの仲間と同じくクサギアブラムシと一緒にいました。

詳しい人からはケブカツヤオオアリかもしれないということだったので、?付きで投稿しました。


本州に分布し、林縁部の枯れ枝内に営巣する小型種だそうです。

体長:4.5~6mmで今回見つけたものは5㎜ほどでした。

変更があれば訂正します。

追記2024年11月6日

標本写真です。




文献

岐阜のアリ

シリアゲアリの仲間

アリとアブラムシは共生関係にあるというのは有名な話ですね。なので、当ブログもアリとアブラムシ両方扱っていこうと思います。

キイロシリアゲアリは先ほど公開したクサギアブラムシと共生していました。
クサギアブラムシと一緒にいる



 詳しい方によると、「パット見予想するにキイシリ(キイロシリアゲアリ)の野郎」とのことでした。

 ひとまず、タイトルはシリアゲアリの仲間にしておきます。

追記2024年11月6日

標本写真です。



クサギアブラムシでしょう

2024年11月4日、朝の散策でクサギの葉裏で発見しました。

おそらく、クサギアブラムシだと思います。

虫ナビには、「角状管は黒色で尾片は淡色。クサギの葉の裏の葉脈沿いに寄生し、寄生された葉は縮れる」 とありました。

 今回のクサギも先のほうがしなっていました。




ヤマハンノキのアブラムシ

追記2024年11月4日 

ダイスケさんに教えていただきました。「これはまだ幼虫なので、はっきりとしたことが言えません」とのことでした。

 また成虫を探してみます。

ヤマハンノキにいたアブラムシです。

有翅の幼虫に見えます



 こちらのブログにあった記述に「Pterocallis (Recticallis) nigrostriata (Shinji)」とあったのですが、断定はできないですね……

 何かわかれば追記します