標本 |
蟻牧亀虫
兵庫県赤アブラムシを中心に色んな生き物を観察しています。随時更新予定です。 画像などの無断使用禁止
2025年6月3日火曜日
2025年6月1日日曜日
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシUroleucon nigrotuberculatum
最近、ブログ記事を色々整理してて、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシを投稿し忘れたことに気づきました。
セイタカアワダチソウに付く赤色のアブラムシ。
触角,脚の腿節後半以降,角状管は黒色。尾片は黄色~赤色。
体色は鮮やかな赤色。
現時点では、セイタカアワダチソウにつく赤いアブラムシといえば、本種くらいなので、同定には困らない…?
オオアレチノギクのアブラムシ ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシ
2025年6月1日、オオアレチノギクの茎にいました。かなり大きいコロニーです。
以下、同定メモ
Blackmanの検索表で同定をしていく
1.ANT PT/BASEが1以上。角状管は管状。3番に進む。
3.亜頂部に網状模様を持つ角状管(少なくとも2〜3列の閉じた多角形細胞)
ー 多角形の網目構造のない角状管
角状管には、網目構造が見られるため、前者の項目に該当する。4番に進む。
4.角状管が淡色または基部が淡色。13番に進む。
13.角状管は先端が暗色で、基部が淡色であり、長さの0.45に多角形の網目模様がある。第III触角節には5個の感覚毛がある。尾片は非常に細い先端に向かって先細りし、亜先端の毛は通常、側面の毛よりも短く、しばしば鈍い。14番に進む。
14.角状管は尾部の2.0倍の長さ。腹部背板1〜5に中突起(MTu)は存在しない。15番に進む。
15.第III触角節は9個の感覚毛を持ち、基部の0.6を超えて伸びていない。R IV+Vは6-9本の副毛を持つ。
したがって、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシUroelucon erigeronenseとなる。
引用「Uroleucon erigeronenseの成虫無翅型は、全体的に淡い緑色または黄緑色で、通常、背中に濃い縦縞があります。触角は、触角節IおよびIIが淡色であることを除き、暗色です。末端突起は、触角節VIの基部の3.1~4.7倍の長さです。吻端節(RIV+V)は、第二後肢跗節(HTII)の0.9~1.1倍の長さです。背面は膜状で、体毛は小硬片の上に配置されていません。角状管は主に暗色ですが、基部は淡色で、尾片の1.8~2.4倍の長さです。尾片は淡色またはやや暗色で、6~10本の毛があり、最も遠位の毛は近位の毛よりも短いです。成虫Uroleucon erigeronense無翅型の体長は2.3~2.8mmです。」
ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシは、オオアレチノギクのところに掲載が無いが、キク科寄生ということで、共通している。
したがって、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシである。
2025年5月29日木曜日
2025年5月28日 ネズミサシのイブキオオアブラムシ Cinara fresai BLANCHARD
トゲアリ Polyrhachis lamellidens
本州・四国・九州に分布します。立木のうろや根際の空洞に営巣することが多い。トゲアリの女王アリはクロオオアリやムネアカオオアリの巣に侵入し、その巣の女王アリを殺してその巣を乗っ取ります(一時的社会寄生)。兵庫県最普通種。体長:7~8mm。
2025年5月27日火曜日
モモコフキアブラムシHyalopterus pruni
2025年5月27日、モモ葉裏にいました。おそらく、1次寄主のものでしょう。
ヨシに集まる白いロウ質粉で覆われたアブラムシ。有翅型は緑色で、白いロウ質粉に覆われるが、有翅型は腹部背面中央のみ付かない。無翅型は頭部・胸部と腹部後方が赤く、その間は黄色をしている。春~夏にヨシの葉の裏に群れる。一次寄主で有性生殖及び卵での越冬をする。
2025年5月26日月曜日
イヌマキにいたカイガラムシ ビャクシンコノハカイガラムシ?
2025年5月26日、家の近くの散策で、池周辺に行った際、イヌマキでマキシンハアブラムシを観察していた際、発見しました。Kaigaramushiさんから、以下の通り、ご教授いただきました。
「多分ホストと外観から考えてビャクシンコノハカイガラムシFiorinia pinicola Maskell, 1897ではないかと思います。」
2025年5月18日日曜日
マツコナカイガラムシ Crisicoccus pini
ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属)のアブラムシ ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシ
2025年5月18日、ヒメジョオンの茎を中心に群がっていました。
標本写真撮ってないですが、同定は、佐々木大介様の解説資料を活用いたしました。ちなみに、アブラムシ標本は、アブラムシ入門図鑑のやり方に基づいています。
体長は、1.8㎜です。
同定メモ
其1、ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属)に寄生していたこと。体は緑色で、角状管は基部を除いて黒色。尾片は体とほぼ同色。
其2、触角は角状管の先端までとほぼ同長。
其3、頭部背面は平滑、前縁の中央は浅いV字状に凹む
其5、角状管の先端部1/4程度に網目状の模様があり、先端の縁は、あまりせり出さない。
其6、体長:1800㎛
よって、本種は、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシと考えられる
2025年5月16日金曜日
ノゲシにいたアブラムシ ノゲシフクレアブラムシ
2025年5月15日同定のまとめ
2025年5月13日火曜日
近所の公園のシラカシのケクダアブラムシ亜科の一種
更新中。しばらくお待ちください
2025年5月10日:近所の公園のシラカシの新芽付近にコロニーをつくっていたケクダアブラムシ亜科の一種を採ってきました。
生体写真です |
まず、「C_HOSTS_AAIntro – ブラックマンとイーストトップの世界の植物につくアブラムシ」で、シラカシのアブラムシを調べました。
この中でケクダアブラムシ亜科にあたるものは、「Greenidea属の」クワナケクダアブラムシ Greenidea kuwanaiと、Greenidea nigraの2種のようです。
マテバシイケクダアブラムシなどが含まれるEutrichosiphumもケクダアブラムシ亜科ですが、このシラカシのリストにはありませんでしたので、今回は外して、クワナケクダアブラムシ Greenidea kuwanaiと、Greenidea nigraから絞り込みしてみようと思います。
次に、こちらのサイト情報を翻訳しました。
ナシハマキワタムシ Prociphilus kuwanai Monzen, 1927
2025年5月12日月曜日
【改題】アシアカクロカスミカメphilostephanus rubripes
専門家の見解:「アシアカクロカスミカメphilostephanus rubripes」でした。
旧ArbolygusはPhilostephanus に移されたみたい
2025年5月10日成虫になり、2025年5月11日成熟したっぽい。
採集は、ヤマザクラから採集
2025年5月10日土曜日
2025年5月7日水曜日
サワグルミミツアブラムシKurisakia onigurumi onigurumi(Shinji,1923)
2025年5月7日:前回の記事と同じ地点でたくさん見られました。
そして、寄主植物は、おそらく、ノグルミではと思います。