2025年7月21日月曜日
2025年7月18日金曜日
ボタンヅルヒゲナガアブラムシMacrosiphum clematifoliae
2025年7月18日、ボタンヅルの葉裏にいました。前回のボタンヅルワタムシと同じボタンヅルです。おそらく、成虫だと思います。
無翅成虫は、比較的大型で紡錘形のアブラムシであり、体色は淡黄緑色から緑色で、内部にはより暗い青緑色の脊部縦条がある。触角の第III・IV・V節は淡褐色で、先端は黒色、第VI節はほぼ黒色である。角状管は主に黒色だが、基部は淡色である(比較:チューリップヒゲナガアブラムシは角状管が淡色で、先端が暗色になることがある)。尾片は淡色。
触角第VI節の基部部分は、第I・II節を合わせた長さより明らかに短い。触角瘤は非常に大きく、触角第II節とほぼ同じ長さである。口吻は中脚基節を越えて伸び、口吻末端節は後脚第2跗節の1.2〜1.3倍の長さである。
腹部背板は膜質で淡色。角状管は長く、体長の0.33倍を超える(比較:チューリップヒゲナガアブラムシおよび Sitobion africanum は角状管が体長の0.33倍未満)。角状管は尾片の2倍以上の長さがあり、亜先端の網目状領域にかけて明瞭に細くなる。
無翅成虫の体長は2.8〜3.5 mm。
エサキヒゲナガアブラムシAulacorthum esakii (Takahashi, 1924)
2025年7月18日、ヘクソカズラにいました。一般的に珍しい種とされているようです。
ヘクソカズラには、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシとかも付きますが、私自身はまだ見ていないです。
ちなみに、ネットでエサキヒゲナガアブラムシの学名で検索すると、同じ学名で、ヘクソカズラクロアブラムシが出てきました。これは、旧名ということなんでしょうか?
2025年7月17日木曜日
ボタンヅルワタムシとセンニンソウワタムシ
前回まで、ちょっと誤りがあったので、訂正しておきます。
1.2種の特徴
センニンソウワタムシ Colophina clematicola
触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満
尾片は広く丸く、目立たない。背面に多数の多面体状蝋腺あり
体長0.8–1.3 mm。
触角は4節。跗節は1節(2節が融合)。角状管は欠如
ボタンヅルワタムシ Colophina clematis
触角末端部はその基部の長さの0.5倍未満背面に多数の多面体状蝋腺あり
体長2mm超。触角は6節。跗節は2節。孔状角状管あり
腹部第4背版に蝋腺が10–16個(脊部2、側部2、縁部6–12)
角状管は腹部第5背版の蝋腺列のすぐ前に位置。腹部第6背版の脊部蝋腺の面径は20 μm超
2025年7月12日土曜日
2025年7月11日 ススキのアブラムシ ススキアブラムシ(Melanaphis japonica)か?
2025年7月11日、ススキの葉舌にいました。
角状管は基部の幅よりも短く、腹部の周辺毛は、後部節を除いて各節に5本あり、頭部の腹面には各側に5本の毛があり、触角は5節からなる。また、擬似感覚器はない。7番目の背部突起には6本の毛、8番目の背部突起には6本の毛がある。
ここから、ススキアブラムシではないかなと思いましたが、どうなんでしょう。
写真だと毛の様子は分かりにくいです... |
2025年7月9日水曜日
2025年7月8日火曜日
ナンキンハゼのハゼアブラムシ 2025年7月8日
2025年7月7日月曜日
オヒシバクロアブラムシ(Hysteroneura setariae)
2025年7月6日日曜日
ゴマダラチョウの羽化② #butterfly #スローモーション
ゴマダラチョウの羽化 #butterfly #昆虫 #ゴマダラチョウ
2025年7月4日金曜日
Tetraneura sp. (2025年7月4日)
2025年7月4日、イネ科の一種の根にいた
Tetraneura 属は小型のアブラムシである。無翅型は1節性の跗節をもち、有翅型の前翅には単純で分岐のない中脈がある。触角第4節は通常、第5節よりもかなり短い。蝋腺板は存在する場合としない場合がある。
Tetraneura 属には約30種が知られており、そのうち少なくとも7種は、ニレ科(Ulmaceae)の葉に形成される虫こぶ(gall)と、イネ科(Poaceae)の根との間で寄主交替を行う。その他の種は、ニレまたはイネ科植物の根のいずれか一方からのみ記載されている。多くの種は有性世代を含む生活環をもつ。一次雌(fundatrix)は、葉の表面に柄のある袋状の赤・黄・緑色の虫こぶを形成する。Tetraneura 属のアブラムシはアリに保護されない。
トガリシロオビサビカミキリ(2025年7月3日)
2025年7月2日水曜日
せり科植物にいたニンジンアブラムシ(ハナウドチビクダアブラムシ)
ニンジンアブラムシSemiaphis heraclei (Takahashi, 1921)
2025年7月2日、せり科植物で大量発生していました。和名は、ニンジンアブラムシとハナウドチビクダアブラムシの両方があるようです。
個人的にはニンジンアブラムシのほうがよく使われているような気がしましたので、タイトルはニンジンアブラムシにしておきました。ただ、ハナウドチビクダアブラムシというのも別名みたいな感じで使われてはいるようです。
寄主植物は、せり科の1種としています。