2025年2月15日土曜日

ムツテンチャタテ属の一種 Trichadenotecnum sp.?

 2025年2月15日:公園のケヤキ樹皮下で見つけました。

 自信が無かったので、「ムツテンチャタテ属の一種 Trichadenotecnum sp.?」として投稿します。

 見つけたのは、1匹だけでした。




2025年2月15日:兵庫県

マダラフクログモClubiona deletrix

 

2025年2月23日 兵庫県ケヤキ樹皮下から

マダラフクログモClubiona deletrix  ♂
2025年2月15日:兵庫県にてケヤキ樹皮下から採集.

触肢

ケクダアブラムシ亜科の一種 2024年12月24日上郡町

 2024年12月24日に採集したアブラムシです。

寄主植物:マテバシイ

寄生部位:ひこばえ上部


今回の種について

液浸標本個体

マテバシイ上の個体①

マテバシイ上の個体②

マテバシイ上の個体③

採集した有翅成虫

■標本





















2025年2月13日木曜日

ワタアブラムシ 2025年2月13日

2025年2月13日:帰り道にヒペリカムの植込みでアブラムシのサンプリングしました。

「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」では、ヒペリカム寄生のアブラムシとして、ワタアブラムシ・モモアカアブラムシを上げていました。そのうち、ワタアブラムシではと思い、ワタアブラムシと仮定して調べてみました。

アブラムシの属別識別」によると、「無翅成虫は通常中型で、黒っぽい緑色または明るい緑色のまだら模様の濃い緑色。暑い環境または混雑しているときは小さくなり、これらの矮小型は非常に薄い白っぽい黄色。背側には暗い硬化模様はない。第3触角節の最長毛は、その節の基部直径の 0.3~ 0.5 倍。最後の触角節の末端突起は、その節の基部の長さの1.7~3.2 倍。吻の先端節は、後肢の足根の第 2 節の1.1~1.5 倍の長さ。縁の結節は、常に腹部の1 番目と 7 番目の背板にのみ存在。嘴節は尾節の 1.3~2.5 倍の長さ。尾節の色は淡い色から暗褐色、そして非常に濃い色まで様々ですが、通常は嘴節よりも淡く、4~8 本の毛があります」とのことでした。

ヒペリカムHypericum chinense寄生のアブラムシの中・「アブラムシの属別識別」による記述より、ワタアブラムシの可能性が高いと思います。


有翅成虫になりかけ個体と幼虫


以下、標本写真

2025年2月9日日曜日

ジャガイモヒゲナガの可能性が高いと思う 2025年2月9日

 2025年2月9日:ノボロギクSenecio vulgarisにいたアブラムシです。

始め、幼虫かなと思ったのですが、生殖版が確認できたので、成虫だろうと思います。

背面
腹面

Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」にノボロギク寄生のアブラムシリストがありました。


 それに掲載されているアブラムシとこちらのサイトの解説と照らし合わせながら同定してみました。

以下、標本写真です

 触角がうまく撮影できなかったのですが、触角は各節の先端部が黒化していました。





寄主植物:ノボロギクです




  文献

2025年2月8日土曜日

ウバメガシアブラムシの様子

 2025年2月8日、大分日が空きましたので、見てきました。

 とくに風貌は変わりませんが、ウバメガシの中のほうに集まってるような気がします

 外側にはあまりいませんでした。




2025年2月2日日曜日

ユリノキヒゲナガアブラムシ経過観察

 一番古い観察から新しい観察記録までまとめています。

観察するたびに、更新していこうと考えています。

2024年12月16日:ユリノキの冬芽で越冬する成幼虫を発見。この発見は、最初に発見した後輩に案内してもらった。サンプリングして持ち帰り、しばらく生体の状態で置いていたところ、1匹が出産していた。

 ダイスケ(@enyumorihiro)さんによれば、「既報では本種は冬芽で卵越冬(Sugimoto, 1999)、すなわち完全生活環型のはずだ。したがって、この時期に胎生雌がいるのは興味深い。もしかすると、わずかに胎生雌で越冬する個体群、すなわち不完全生活環型がいるのかもしれない。」とのことだった。






2024年12月19日:この日も集団越冬している様子が確認できた。観察日数の間隔が短いのは、いつ見られなくなるか分からなかったためである。
 この日は、死骸も1個体確認できた。死因としては、寒さか、冬芽から吸汁できなかったことによる餓死かどちらかかもしれない。







1月27日:ダイスケ(@enyumorihiro)さんが2月に兵庫県に観察に来られるとのことなので、その前になるべくこちらで調べておくということと、単に今まで時間が無くて、観察間隔が空いてしまっていたことがあったので、観察した。
 この日は、生体の確認はできなかったが、集団で集まった個体が、死んでしまっているのを確認。死因は、前述と同様に、寒さか、冬芽から吸汁できなかったことによる餓死かどちらかであると考えられる。





 最後に、ユリノキの写真も載せておきます。




 生態などについては、下記のリンクからご覧いただけます。