2025年4月30日水曜日

コナラのトゲアシクチブトゾウムシAnosimus decoratus Roelofs, 1873.

 2025年4月30日:トゥイッターで教わりました。ご教授ありがとうございます。

体長4.5mm内外。


体は黒褐色~濃褐色で,背面は濃色鱗片を装い,暗黒色の鱗片によって斑紋ができています。


吻の前端中央が突出して角ばっています。

触角基部はかなり接近しています。

腿節の下面には鋭い歯があります。


食草はで,ムヌギやナラなどブナ科樹木の葉



2025年4月29日火曜日

スミレアブラムシ Aphis sumire Moritsu

2025年4月29日:スミレの根にいたアブラムシです。驚きなのは、アスファルトの割れ目にあったスミレの根にもアブラムシがいたということです。これは、スミレアブラムシだろうと思います。

スミレアブラムシは、通常、スミレ類の根際か根に寄生し、しばしばアリと共生しているようです。

1.2025年4月29日観察





 

2.2024年11月12日観察








ヒメケブカカスミカメTinginotum befui Yasunaga, 1999

追記:これで、市内で確認できたケブカカスミカメ属は2種類になりました。

2025年4月29日:いつもの山のヤマザクラのスイーピングで2匹採集しました。原色図鑑にナギだけに寄生する特異的な種類とあったり、マキ類で得られることが多いようですが、ヤマザクラからも得られることあるんですね。

 採集地の近くには、マキ類はたくさんありますが、ナギは生息しているのを確認できていないです。

 そもそも、兵庫県における正式な記録も出ているか怪しいところです。でも、意外と出てたりして。




ワカバグモ♂

2025年4月28日:サクラの葉裏にいました。カメラを構えると、葉の表側に逃げ、表側から撮ろうとすると、こんどは裏に逃げ、葉をもつと落ちるので、撮影はなかなか難しいところですが、この写真が一番マシでした。


 

カエデ類のモミジニタイケアブラムシ越夏型幼虫

2025年4月28日:もう出てた


 

2025年4月27日日曜日

イタドリのオランダガラシアブラムシAphis nasturtii

 2025年4月27日:イタドリの不明アブラムシです。前回の記事の種と同じだろうと思います。

 前回の記事に、基本データ系は載せてるので、ここでは、それ以外のこと書きます。

イタドリの有名なアブラムシと言えば、イタドリオマルアブラムシ、ユキヤナギアブラムシが有名ですが、両者は、それぞれ、角状管の色で合ったり、背中の模様といったところで、違うのではと思います。

<採集情報>

兵庫県姫路市

 一応、採集情報のっけときます。



C_HOSTS_AAIntro – ブラックマンとイーストトップの世界の植物につくアブラムシ」によれば、以下の種類がイタドリに寄生するようです。

 このうち、1種ずつ、確認してみたところ、「Aphis nasturtii」という種類にもっとも似ていると思いました。

 和名は、オランダガラシアブラムシのようで、割と最近、外来種として報告されているそうです。


こちらのサイトの説明欄によれば、オランダガラシアブラムシは、

オランダガラシアブラムシの無翅型は、明るい淡緑色から黄緑色で蝋粉がないようです。

腹背面は淡色で膜質、暗い帯や硬化板がないと研究は示唆しています。

触角は体長の半分をわずかに超え、角状管は先端に向かって少し暗くなるようです。

脚はくすんだ色またはやや淡色で、脛節の先端は少し暗いと見られます。

体長は1.1-2.4mmで、未成熟なものは淡緑色とされています。


 一応、これからも継続して観察していこうと思います。

2025年4月24日木曜日

ズアカシダカスミカメMonalocoris filicis

 2025年4月24日:シダ類の葉裏にいました。

 今年は今日が初めての確認です。

シダに付くカスミカメ。

体色は黒色で光沢がある。頭部は黄褐色、脚は淡色で、腿節に暗褐色の環紋がある。

触角は中間付近に暗色部がある。

本種はシダ類に普通に見られる。





2025年4月23日水曜日

イバラヒゲナガアブラムシSitobion ibarae

 2025年4月23日:ノイバラにいました。幼虫と有翅成虫が写っていますので、おそらく、寄主植物は、ノイバラと見ていいと思います。

 バラ類に集まるヒゲナガアブラムシ。体色は緑色で、頭部は赤味を帯びる。角状管は黒色で長い。尾片は淡色。





ヤスマツコナジラミPentaleyrodes yasumatsui Takahashi, 1939

 南西日本、クスノキ科の植物(なぜかクスノキ以外)で見られる。

2025年4月23日は、学校の敷地内にある「Neolitsea sericea シロダモ」で見られました。

 かなりたくさんいます。

 今のところ、近似種は、いないとされているそうです。



標本




シリアゲアリの仲間

アリを捕まえたアオオビハエトリ

トゲキジラミTogepsylla matsumurana

2025年4月23日:学校の敷地内にシロダモがあったので、ちょっと探してみたら、トゲキジラミがたくさん✨✨一度見てみたかった種なので嬉しい。

幼虫たち

成虫も何匹かいた



 

2025年4月21日月曜日

オカボキバラアブラムシAnoecia fulviabdominalis

 2025年4月21日:学校周辺のミズキにいました。小規模コロニーがそれぞれ新芽に固まっていました。おそらく、2次寄主のイネ科の根に寄生していたものが、寄主転換したのだと思います。

 アブラムシは、新芽など芽付近によくいる種が多いような気がします。

本種について

ミズキ科ミズキ属に付くアブラムシ。

体色は黒褐色でやや毛深い。

有翅型は、翅に顕著な黒い翅斑がある。

無翅型は腹部が幅広く、やや扁平。

一次寄主のミズキ類では、主に葉の裏の葉脈沿いにコロニーを作る。 

二次寄主では、イネ科の地下茎や根際の茎で生活する。

 





2025年4月20日日曜日

エンドウヒゲナガアブラムシ

 2025年4月20日:ヨモギにて

マメ科植物に集まるヒゲナガアブラムシ。

マスカットグリーンで、脚も体色と同色。角状管は大変細長く、先端部のみ暗色。尾片は淡色で、比較的長い。

ツメクサ類には近似種のコンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon kondoi)も集まるが、薄くロウ質白粉で覆われているので、区別できる。


 本種は下の写真のように、頭部に凹みが見られます。