2025年4月20日:ヨモギにて
マメ科植物に集まるヒゲナガアブラムシ。
マスカットグリーンで、脚も体色と同色。角状管は大変細長く、先端部のみ暗色。尾片は淡色で、比較的長い。
ツメクサ類には近似種のコンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon kondoi)も集まるが、薄くロウ質白粉で覆われているので、区別できる。
本種は下の写真のように、頭部に凹みが見られます。
2025年4月20日:ヨモギにて
マメ科植物に集まるヒゲナガアブラムシ。
マスカットグリーンで、脚も体色と同色。角状管は大変細長く、先端部のみ暗色。尾片は淡色で、比較的長い。
ツメクサ類には近似種のコンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon kondoi)も集まるが、薄くロウ質白粉で覆われているので、区別できる。
本種は下の写真のように、頭部に凹みが見られます。
2025年4月20日:ヨモギにいました。体色が赤系統よりの個体がたくさん見れた。
体色は、緑系と赤系の2タイプがある。
薄くロウ質白粉で覆われるが、腹部背甲中央付近は覆われない。
角状管と尾片は黒色で、ほぼ同じ長さ。
前回、トウキョウカマガタアブラムシなどを採集した同じカエデに行って、アブラムシ以外を採集した。 カミキリやミクロレピなどたくさんの生き物が取れた。ミクロレピは、後輩の鱗翅屋にあげた。
2025年4月16日:春のカエデ類には、蜂さんハナアブさんがたくさんいました。
今日は、アブラムシもたくさん見れたのに加えて、有翅成虫も各種たくさん見れました。
採集地 |
2025年4月3日、駅で採集したハエです。
以前、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」にて
「イエバエ科かハナバエ科だと思われます.ハナバエ科であることの確認点について,下記のサイトに解説がありますので,ご参考にして下さい.」
下記のサイトとは、「http://diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=11865#11865」のことです。
ということで、今回は、そこにリンクされていた『田中和夫、「屋内害虫の同走法 : (2)双翅目の科の検索表」、家屋害虫 22, 95 (2000)』も活用しながら、同定してみようと思います。
イエバエ科かハナバエ科ということなので、まずは、ハナアブ科と仮定して、色々調べてみます。なお、素人がやっているので、間違っているところも多いと思いますのでそのつもりで見てください。
■有弁翅類について
中胸上後側板に翅下隆起がある
頬に髭棘毛が通常ある
触 角梗節背面に常に完全な縫合線がある
下覆片はしばしばよく発達し,上覆片より大きいことが多い
中胸盾板の横縫合線は完全なことが多い
田中氏の論文には翅下隆起と書いてありましたが、翅下瘤とは、同義のようです。
次に進みます。
54a.中胸亜基節に剛刺毛列はない,但し,列を為さない剛刺毛又は刺毛が散在す ることはある.亜小盾板は発達しない.
これは、上手く撮れませんでしたが、確認したところ、剛毛毛列は見当たらなかったのでいいと思います。
次に進みます。
翅脈です。左下の翅脈のところがおそらく、文献の「CuA+CuPと書いてあるCu融合脈が翅縁まで達している点」にあたると思います。
以上の点から、ハナバエ科のハナバエ亜科ではないでしょうか。
最後の項目、「特徴の少ないハエ」を見て、ちょっとツボリましたw