ANT PT/BASEが1以上。角状管は管状。ANT PT/BASE:触角末端節は、基節の1倍以上。角状管の先端付近に、網目模様あり。角状管が淡色または基部が淡色。角状管は完全に淡色、または先端付近のみがわずかに暗色で、先端部0.03〜0.20に網目模様がある。触角第3節に1~10個の感覚毛がある。尾片は先細りまたは指状で、先端が非常に細くなく、亜頂端の毛は側面の毛と類似している。触角第3節の毛は目立ち、最も長いものはBD IIIの0.5倍以上。角状管は円筒形または網目状の亜頂端ゾーンより近位側で非常にわずかに膨らんでおり、このゾーンは角状管全体の長さの0.13~0.2を占める。
兵庫県赤穂市雄鷹台山のを中心に色んな生き物を観察しています。 メインはアブラムシです。 随時更新予定です。画像の無断転載・利用は禁止します。 また、標本の譲渡・ここにコメントなどもお断りします
2025年5月21日水曜日
2025年5月18日日曜日
マツコナカイガラムシ Crisicoccus pini
ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属)のアブラムシ ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシ
2025年5月18日、ヒメジョオンの茎を中心に群がっていました。
標本写真撮ってないですが、同定は、佐々木大介様の解説資料を活用いたしました。ちなみに、アブラムシ標本は、アブラムシ入門図鑑のやり方に基づいています。
体長は、1.8㎜です。
同定メモ
其1、ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属)に寄生していたこと。体は緑色で、角状管は基部を除いて黒色。尾片は体とほぼ同色。
其2、触角は角状管の先端までとほぼ同長。
其3、頭部背面は平滑、前縁の中央は浅いV字状に凹む
其5、角状管の先端部1/4程度に網目状の模様があり、先端の縁は、あまりせり出さない。
其6、体長:1800㎛
よって、本種は、ヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシと考えられる
2025年5月16日金曜日
ノゲシにいたアブラムシ ノゲシフクレアブラムシ
2025年5月15日同定のまとめ
2025年5月13日火曜日
近所の公園のシラカシのケクダアブラムシ亜科の一種
更新中。しばらくお待ちください
2025年5月10日:近所の公園のシラカシの新芽付近にコロニーをつくっていたケクダアブラムシ亜科の一種を採ってきました。
生体写真です |
まず、「C_HOSTS_AAIntro – ブラックマンとイーストトップの世界の植物につくアブラムシ」で、シラカシのアブラムシを調べました。
この中でケクダアブラムシ亜科にあたるものは、「Greenidea属の」クワナケクダアブラムシ Greenidea kuwanaiと、Greenidea nigraの2種のようです。
マテバシイケクダアブラムシなどが含まれるEutrichosiphumもケクダアブラムシ亜科ですが、このシラカシのリストにはありませんでしたので、今回は外して、クワナケクダアブラムシ Greenidea kuwanaiと、Greenidea nigraから絞り込みしてみようと思います。
次に、こちらのサイト情報を翻訳しました。
ナシハマキワタムシ Prociphilus kuwanai Monzen, 1927
2025年5月12日月曜日
【改題】アシアカクロカスミカメphilostephanus rubripes
専門家の見解:「アシアカクロカスミカメphilostephanus rubripes」でした。
旧ArbolygusはPhilostephanus に移されたみたい
2025年5月10日成虫になり、2025年5月11日成熟したっぽい。
採集は、ヤマザクラから採集
2025年5月10日土曜日
2025年5月7日水曜日
サワグルミミツアブラムシKurisakia onigurumi onigurumi(Shinji,1923)
2025年5月7日:前回の記事と同じ地点でたくさん見られました。
そして、寄主植物は、おそらく、ノグルミではと思います。
1.2024年6月18日観察
2.2025年5月7日観察
3.2025年5月8日観察
2025年5月5日月曜日
2025年5月4日日曜日
2025年5月3日土曜日
アラカシのGreenidea nigra?
2025年5月3日:アラカシのひこばえにいました。おちゃたてむしさんのブログに、Greenidea nigraに関する投稿がありました。
掲載写真の個体、角状管が1つ欠損しています。これは、発見した時点でありませんでした。
そこに、「アラカシをホストにしているのは Greenidea nigra 」というのが記されていました。おちゃたてむしさんは、以前、杉本さんというアブラムシの有力な専門家から教わっているということと、その投稿がかなり最近であることから、この情報は正しいと判断しました。
念のため、?付きのタイトルにしておきます。
生体写真をまた撮影します。
トビイロムクゲカメムシAlpagut masakazu i Yamada & Hayashi, 2020(ムクゲカメムシ科Dipsocoridae)
2025年5月2日金曜日
セイタカアワダチソウにいたジャガイモヒゲナガアブラムシ
2025年5月2日:セイタカアワダチソウにいたアブラムシです。小規模ですが、コロニーが見られたため、寄主植物と見て間違いないでしょう。
これ系は、ジャガイモヒゲナガアブラムシのパターンが多いのですが、以前、佐々木大介様が作られたジャガイモヒゲナガアブラムシの同定資料を確認してみました。
まず、上の生体写真からは、「体が緑色で、角状管先端のみが黒いこと、触角が角状管の先端より長いこと」が分かります。
次に、この頭部のところです。ここから、「頭部背面が平滑で、前縁中央がU字状に凹むこと」という記述に該当します。
平滑・・・でこぼこがないこと。なめらか。
そして、最後に、角状管などの部分です。ここから、「角状管の先端付近に網目構造はなく、若干せり出していること、角状管は、尾片の約3倍であること」に該当します。
実際、角状管は尾片の2~2.5倍程度ですから、あながち間違ってはいないですね。
今回はこのような観点から、ジャガイモヒゲナガアブラムシと同定しました