2025年3月20日:ビワの葉裏にナシミドリオオアブラムシの幼虫です。今年は初めて確認できました。最近はシャリンバイのアズキナシオオアブラムシの方もチェックしてますが、ナシミドリオオアブラムシのところも定期的に今までビワのところを見ていて、今回が初めての確認です。
2025年3月20日木曜日
2025年3月19日水曜日
2025年3月18日火曜日
前のマテバシイのケクダアブラムシの同定について
また、再度寄主植物について調べてみたところ、スダジイでした。
①「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」より
1:よく発達した脚と触角を持つ通常のアブラムシの形の無翅目。角状管は、長い毛が密集した円錐台または管状体のいずれか。楕円形または横に長い鼻翼を持つ翼状の触角。
12:角状管は毛の生えた管状または広い扁平な毛の生えた円錐状。尾柄部は長さより幅が広く,肛門板は全体的に丸い。前胸背板1と2には突起がない。(前伸腹節または鋸歯状節)
14:正中乳頭のない尾部。網状構造のない角状管。
17:無翅虫触角は5節または6節で、ANT PT/BASEは0.7以上である。
18:後脛骨には鳴骨隆起がない。体は長楕円形。
24:腹部の背板は棘状。第一の足根節には7本の毛がある
27:暗い色。 角状管全体が黒色。・・・コケクダアブラムシEutrichosiphum pasaniae
②「虫ナビ」より
2025年3月17日月曜日
マツノヒゲボソカスミカメ Alloeotomus simplus
2025年3月16日日曜日
Melanostoma sp.(ツヤヒラタアブ属の一種)
2025年3月14日金曜日
【改題】 Sitobion sp.
アブラムシ入門図鑑にあった特徴より、「体色が緑色で、角状管は黒色で長い。尾片は淡色で長め」であること、「寄主植物がメヒシバというイネ科植物」であること。
また、「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」にも特徴が載ってましたが、確認はまた後日。標本写真はここにあげておく
寄主植物は、オオイチゴツナギ??? |
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標本 |
ツツジコナジラミモドキ Pealius rhododendri Takahashi, 1935
2025年3月13日:学校付近の沢沿いににあったツツジ科の植物(コメツツジ?)にいたコナジラミです。
ツツジにいて、ワックスを縁から長く伸ばしているのは、 ツツジコナジラミモドキで良いかとのこと。 色は多少変異があるようです。(コナジラミ写真集より)
1.2025年3月13日の観察
2025年3月12日水曜日
謎の黒いキノコ 2025年3月12日
2025年3月12日:後輩のほうにオオセミタケの案内するため、沢沿いの探索をして見つけた謎キノコ。 有識者の意見では、Tolypocladiumかテングノメシガイまたは、ハナヤスリ系かとのこと。 採取しないと分からないかも。採取は明日以降後輩によって行われる。
2025年3月12日:兵庫県のとある沢沿い |
2025年3月10日月曜日
オオセミタケParaisaria heteropoda
2025年3月10日:学校の近くの沢沿いの探索で発見しました。
春に土中の各種セミの幼虫から発生する冬虫夏草「大蝉茸」です。 冬虫夏草としては比較的大型な種なので見付けやすく、発生量も多いのが救いです。
こちらのサイト参考に⇒http://toolate.website/kinoko/fungi/paraisaria_heteropoda/index.htm
子実体先端 |
外観。根が絡まり、掘り出せなかった。 |
2025年3月9日日曜日
昆虫標本データを公開しました
2022年から始めたカメムシ調査で数多くの標本が集まりました。
いろいろな利活用を図ってみたいと思いまして、標本のデータを一部公開することにしました。
標本データの公開には個人収蔵.comを用いました。
そして、一定の条件をご理解いただける方に限定して、
(基本的に調査・研究などの目的の方に)
・データベースに標本写真を追加
・標本の詳細データを提供
などの対応を行っていきたいと考えています。なお、この虫が見たいなど、趣味の一環での要求は、お断りさせていただきます。予めご了承ください。
また、標本の譲渡もお断りします
データなど提供の条件
原則として以下に示す条件を守っていただける方に提供したいと思っています。
・利用目的は主に「調査・研究」であること
・利用して実施した研究などの成果を共有
・所蔵者は把握できるようにしたい
・昆虫研究に携わっている
標本データの確認方法と形式
個人収蔵.comでは、データの閲覧のみであればアカウント作成を行う必要はありません。
データベースの検索条件を指定する際、「所蔵者」の欄に「116758198522331155375」を入力して検索すると、私が登録したデータが表示されます。
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今2025年3月9日現在は少ないですが、増やしていきます |
科名の絞り込みはできないため、特定のグループのデータだけ見たい場合は和名や学名を使って分類群の抽出を行ってみてください。
(あるいは、私に問い合わせてください)
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検索結果の例 |
データの形式はおおむね以下のようにしています。
和名
学名
(命名者表記は省略)
性別(分かったもののみ)
採集地(市区町村まで)
緯度経度:省略(最初のほうにやつは入れてるけど、基本入れない方向で考えている)
採集年月日
採集者:省略(私です)
同定者:省略(私です)
所蔵者:116758198522331155375
所蔵者Twitter:@Zfynfa9YA953175
画像:基本なしで、要望があれば追加(最初のほうにやつは入れてるけど、基本入れない方向で考えている)
保存法:明記通り(アブラムシは、液浸かプレパラート標本・コナジラミはプレパラート標本)
ライセンス:パブリックドメインですが、省略されたデータであることに注意
コメント:採集方法などに関するコメント
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クスベニヒラタカスミカメの例 |
ホソウメマツオオアリCamponotus bishamon
2025年3月9日:iNaturalistに投稿したら、ホソウメマツオオアリかウメマツオオアリのどちらか、ホソウメマツオオアリである可能性が高いとコメントいただきまして、「日本産アリ類画像データベース」で調べてみました。
<ホソウメマツオオアリの特徴>
・前伸腹節背縁は側方から見て直線状かわずかにへこむ程度であること
・腹柄節の前縁と後縁の直線部の長さが後縁のほうがより長いこと
また、ウメマツオオアリの説明にあった「前胸は褐色がかる場合が多い。前伸腹節背縁に明瞭なへこみを持つ。腹柄節は厚く,側方から見て前後に対称な逆U字型を示す。」に当てはまらなかったことから、ホソウメマツオオアリで同定しました。
標本写真:2025年3月7日兵庫県赤穂市採集 女王 |
石の下のコロニー:女王アリが多かったですが、もうすぐ結構飛行? |
2025年3月7日金曜日
オオズアリ Pheidole noda
ワーカー:4㎜ |
兵アリ:6㎜ |
発見地 |
イヌツゲクビレコナジラミ Aleuroclava hikosanensis (Takahashi, 1938)
全体の形が特徴的で、上の方に『怒り目』模様があります。
周年イヌツゲ・ソヨゴ・ヒサカキ・エゴノキなど様々な植物の葉裏で見られます。
生体時
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寄主植物(自分の観察から)
イヌツゲクビレコナジラミ | 2024/7/4 | 兵庫県立大学附属高等学校周辺 | エゴノキ Styrax japonica |
2024/7/5 | 兵庫県立大学附属高等学校周辺 | エゴノキ Styrax japonica | |
2024/10/18 | 兵庫県赤穂市雄鷹台山真心乃滝 | イヌツゲ Ilex crenata | |
2025/3/6 | 兵庫県立大学播磨理学キャンパス付近 | イヌツゲ Ilex crenata | |
2025/1/4 | 兵庫県赤穂市雄鷹台山真心乃滝 | Eurya sp. ヒサカキ属の一種 | |
2025/3/7 | 兵庫県赤穂市雄鷹台山 | Eurya sp. ヒサカキ属の一種 |
寄主植物(コナジラミ写真集より)
Aquifoliaceae モチノキ科 | Ilex crenata イヌツゲ |
Ilex pedunculosa ソヨゴ | |
Buxaceae ツゲ科 | Buxus microphylla ヒメツゲ |
Ericaceae ツヅジ科 | Pieris japonica アセビ |
Lauraceae クスノキ科 | Cinnamomum sp. ニッケイ属の一種 |
Myricaceae ヤマモモ科 | Myrica sp. ヤマモモの一種 |
Pittosporaceae トベラ科 | Pittosporum tobira トベラ |
Styracaceae エゴノキ科 | Styrax japonica エゴノキ |
Theaceae ツバキ科 | Eurya sp. ヒサカキ属の一種 |
アオキコナジラミ Aleuroclava aucubae (Kuwana, 1911)
アオキコナジラミAleuroclava aucubaeは、極めて広食性で、様々な寄主植物があります。
様々な寄主植物があり、最も普通にみられます。
生体(2025年3月7日兵庫県赤穂市雄鷹台山:ヒサカキ) |
アオキコナジラミでいいかな |