2024/11/19:アラカシの葉裏にいたものを採集。
標本写真 |
2025年2月15日:公園のケヤキ樹皮下で見つけました。
自信が無かったので、「ムツテンチャタテ属の一種 Trichadenotecnum sp.?」として投稿します。
見つけたのは、1匹だけでした。
2025年2月15日:兵庫県
2024年12月24日に採集したアブラムシです。
寄主植物:マテバシイ
寄生部位:ひこばえ上部
■マテバシイ寄生のアブラムシ
「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」に掲載があります。
ダイスケさんからは、マテバシイ寄生のアブラムシに関する論文もいただいております。
この文献です➡https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201102245847123110
■今回の種について
液浸標本個体 |
マテバシイ上の個体① |
マテバシイ上の個体② |
マテバシイ上の個体③ |
採集した有翅成虫 |
■標本
検鏡難しそうなので、多めの個体で標本にしました。
マテバシイケクダアブラムシよりは、角状管は短めですが、ただ、短いかというと微妙なところです。
ダイスケさんからの文献にEutrichosiphum nigrisiphonというアブラムシの記載があり、そのアブラムシの特徴が記載されています。その特徴と本種の特徴において、合致する点が多いので、Eutrichosiphum nigrisiphonの可能性が高いと思います。
2025年2月13日:帰り道にヒペリカムの植込みでアブラムシのサンプリングしました。
「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」では、ヒペリカム寄生のアブラムシとして、ワタアブラムシ・モモアカアブラムシを上げていました。そのうち、ワタアブラムシではと思い、ワタアブラムシと仮定して調べてみました。
「アブラムシの属別識別」によると、「無翅成虫は通常中型で、黒っぽい緑色または明るい緑色のまだら模様の濃い緑色。暑い環境または混雑しているときは小さくなり、これらの矮小型は非常に薄い白っぽい黄色。背側には暗い硬化模様はない。第3触角節の最長毛は、その節の基部直径の 0.3~ 0.5 倍。最後の触角節の末端突起は、その節の基部の長さの1.7~3.2 倍。吻の先端節は、後肢の足根の第 2 節の1.1~1.5 倍の長さ。縁の結節は、常に腹部の1 番目と 7 番目の背板にのみ存在。嘴節は尾節の 1.3~2.5 倍の長さ。尾節の色は淡い色から暗褐色、そして非常に濃い色まで様々ですが、通常は嘴節よりも淡く、4~8 本の毛があります」とのことでした。
ヒペリカムHypericum chinense寄生のアブラムシの中・「アブラムシの属別識別」による記述より、ワタアブラムシの可能性が高いと思います。
有翅成虫になりかけ個体と幼虫 |