2025年3月22日土曜日

ホソヒラタアブ

 2025年3月21日採集 兵庫県

「腹部の模様に変異が沢山あって一見同定が難しく思えますが全部ホソヒラタなので簡単です」

だそうです。






フタホシヒラタアブ?

 2025年3月22日の近所の少し大きめの公園で採集

写真同定ですが、フタホシヒラタアブ??


こちらに説明がありました>>>http://blog.livedoor.jp/inemuri_tako/archives/43065193.html





2025年3月21日金曜日

駅のホトケノザにいた

 2025年3月21日:ホトケノザの葉裏におりましたアブラムシです。ホトケノザクギケアブラムシの有翅成虫とみて間違いないと思います。

 当ブログでも紹介してますので、過去の記事をブログ内検索などで見てみて下さい。

寄主植物

成虫のそばにいた幼虫






2025年3月20日木曜日

ビワの葉裏にいたナシミドリオオアブラムシ

 2025年3月20日:ビワの葉裏にナシミドリオオアブラムシの幼虫です。今年は初めて確認できました。最近はシャリンバイのアズキナシオオアブラムシの方もチェックしてますが、ナシミドリオオアブラムシのところも定期的に今までビワのところを見ていて、今回が初めての確認です。





2025年3月19日水曜日

ビワの葉裏のアザミウマ Thysanoptera sp.

 2025年3月19日:ビワの葉裏で発見。白いものが写ってますが、何か関係があるのでしょうか?

 ビワには、ビワハナアザミウマってのがいるらしく、体色も同じ色ですが、果たしてどうでしょうか?




2025年3月18日火曜日

前のマテバシイのケクダアブラムシの同定について

また、再度寄主植物について調べてみたところ、スダジイでした。

①「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」より

:よく発達した脚と触角を持つ通常のアブラムシの形の無翅目。角状管は、長い毛が密集した円錐台または管状体のいずれか。楕円形または横に長い鼻翼を持つ翼状の触角。

12:角状管は毛の生えた管状または広い扁平な毛の生えた円錐状。尾柄部は長さより幅が広く,肛門板は全体的に丸い。前胸背板1と2には突起がない。(前伸腹節または鋸歯状節)

14:正中乳頭のない尾部。網状構造のない角状管。

17:無翅虫触角は5節または6節で、ANT PT/BASEは0.7以上である。

18:後脛骨には鳴骨隆起がない。体は長楕円形。

24:腹部の背板は棘状。第一の足根節には7本の毛がある

27:暗い色。 角状管全体が黒色。・・・コケクダアブラムシEutrichosiphum pasaniae


②「虫ナビ」より

コケクダアブラムシ:淡褐色から暗褐色の斑紋があり、やや緑味を帯びる。



















2025年3月17日月曜日

マツノヒゲボソカスミカメ Alloeotomus simplus

 2025年3月17日:アカマツの枯死木のビーティングで採集しました。

 越冬していたんだと思われます。

標本写真

生体時

2025年3月17日

2025年3月16日日曜日

Melanostoma sp.(ツヤヒラタアブ属の一種)

2025年3月14日に、大きめの湿地帯の開拓の際採集できました。
ハナアブの仲間のMelanostomaという分類だそうです。和名で言うと、ツヤヒラタアブ属というものになります。採集の様子は、こちらのブログに書いてますので、ご覧ください。

この分類は、かなり難しく詳しい方曰く、「専門家の方たちでもこの属の同定はsp.止まりにする事も多いので仕方ない」とのことでした。

一応ここには、ハナアブ類の同定の重要になるところの背面、顔面、側面からの3点からの写真を貼っときます。



 

2025年3月14日金曜日

【改題】 Sitobion sp.



2025年3月14日:イネ科にいたアブラムシです。

 アブラムシ入門図鑑にあった特徴より、「体色が緑色で、角状管は黒色で長い。尾片は淡色で長め」であること、「寄主植物がメヒシバというイネ科植物」であること。

 また、「Blackman & Eastop's Aphids on the World's Plants」にも特徴が載ってましたが、確認はまた後日。標本写真はここにあげておく




寄主植物は、オオイチゴツナギ???
標本

ツツジコナジラミモドキ Pealius rhododendri Takahashi, 1935

 2025年3月13日:学校付近の沢沿いににあったツツジ科の植物(コメツツジ?)にいたコナジラミです。

 ツツジにいて、ワックスを縁から長く伸ばしているのは、 ツツジコナジラミモドキで良いかとのこと。 色は多少変異があるようです。(コナジラミ写真集より)


1.2025年3月13日の観察






ホスト植物(下)は、コメツツジでしょうか・・・




2025年3月12日水曜日

謎の黒いキノコ 2025年3月12日

 2025年3月12日:後輩のほうにオオセミタケの案内するため、沢沿いの探索をして見つけた謎キノコ。 有識者の意見では、Tolypocladiumかテングノメシガイまたは、ハナヤスリ系かとのこと。 採取しないと分からないかも。採取は明日以降後輩によって行われる。

2025年3月12日:兵庫県のとある沢沿い


2025年3月10日月曜日

オオセミタケParaisaria heteropoda

 2025年3月10日:学校の近くの沢沿いの探索で発見しました。

 春に土中の各種セミの幼虫から発生する冬虫夏草「大蝉茸」です。 冬虫夏草としては比較的大型な種なので見付けやすく、発生量も多いのが救いです。

こちらのサイト参考に⇒http://toolate.website/kinoko/fungi/paraisaria_heteropoda/index.htm

子実体先端

外観。根が絡まり、掘り出せなかった。


2025年3月9日日曜日

昆虫標本データを公開しました

 2022年から始めたカメムシ調査で数多くの標本が集まりました。

いろいろな利活用を図ってみたいと思いまして、標本のデータを一部公開することにしました。

標本データの公開には個人収蔵.comを用いました。



そして、一定の条件をご理解いただける方に限定して、

(基本的に調査・研究などの目的の方に)


・データベースに標本写真を追加

・標本の詳細データを提供

などの対応を行っていきたいと考えています。なお、この虫が見たいなど、趣味の一環での要求は、お断りさせていただきます。予めご了承ください。


 また、標本の譲渡もお断りします


データなど提供の条件

原則として以下に示す条件を守っていただける方に提供したいと思っています。


・利用目的は主に「調査・研究」であること

・利用して実施した研究などの成果を共有

・所蔵者は把握できるようにしたい

・昆虫研究に携わっている



標本データの確認方法と形式


個人収蔵.comでは、データの閲覧のみであればアカウント作成を行う必要はありません。


データベースの検索条件を指定する際、「所蔵者」の欄に「116758198522331155375」を入力して検索すると、私が登録したデータが表示されます。


今2025年3月9日現在は少ないですが、増やしていきます















科名の絞り込みはできないため、特定のグループのデータだけ見たい場合は和名や学名を使って分類群の抽出を行ってみてください。

(あるいは、私に問い合わせてください)

検索結果の例

データの形式はおおむね以下のようにしています。


和名

学名

(命名者表記は省略)

性別(分かったもののみ)

採集地(市区町村まで)

緯度経度:省略(最初のほうにやつは入れてるけど、基本入れない方向で考えている)

採集年月日

採集者:省略(私です)

同定者:省略(私です)

所蔵者:116758198522331155375

所蔵者Twitter:@Zfynfa9YA953175

画像:基本なしで、要望があれば追加(最初のほうにやつは入れてるけど、基本入れない方向で考えている)

保存法:明記通り(アブラムシは、液浸かプレパラート標本・コナジラミはプレパラート標本)

ライセンス:パブリックドメインですが、省略されたデータであることに注意

コメント:採集方法などに関するコメント


クスベニヒラタカスミカメの例





ホソウメマツオオアリCamponotus bishamon

 2025年3月9日:iNaturalistに投稿したら、ホソウメマツオオアリかウメマツオオアリのどちらか、ホソウメマツオオアリである可能性が高いとコメントいただきまして、「日本産アリ類画像データベース」で調べてみました。

 <ホソウメマツオオアリの特徴>

・前伸腹節背縁は側方から見て直線状かわずかにへこむ程度であること

・腹柄節の前縁と後縁の直線部の長さが後縁のほうがより長いこと


また、ウメマツオオアリの説明にあった「前胸は褐色がかる場合が多い。前伸腹節背縁に明瞭なへこみを持つ。腹柄節は厚く,側方から見て前後に対称な逆U字型を示す。」に当てはまらなかったことから、ホソウメマツオオアリで同定しました。

標本写真:2025年3月7日兵庫県赤穂市採集 女王

石の下のコロニー:女王アリが多かったですが、もうすぐ結構飛行?


 ■文献
・日本産アリ類画像データベース:http://ant.miyakyo-u.ac.jp/J/Taxo/F80920.html