このブログについて

アブラムシの標本作成方法

Updates

2024年11月10日日曜日

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

モミジニタイケアブラムシ Periphyllus californiensis(Shinji,1917)

カエデ類を寄主とするアブラムシの一種。
有翅型は頭部・胸部は光沢のある黒色で、腹部は暗黄褐色で各腹節の左右と中央に黒い硬皮板がある。
無翅型では腹部に毛が見られる。
有翅型の幼虫では、全体的に赤褐色をしている。
本種は、有翅型・無翅型の他、越夏型という特別な型があり、宿主植物の栄養が少ない夏場に、1mm以下の扁平な姿の幼虫で秋まで休眠状態になる特殊な習性がある。
和名の二態(ニタイ)はこのことに由来している。ニタイケアブラムシ属の仲間は似ており、見た目では同定は難しいが本種は最も普通に見られる。


8.XII.2024.兵庫県

0 件のコメント:

コメントを投稿

お気軽にどうぞ