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アブラムシ標本作成方法(ムネアブラムシver.)

 アブラムシ標本作成方法(ムネアブラムシver.)

 ムネアブラムシは、ヒラタアブラムシ亜科ムネアブラムシ族のアブラムシで、アブラムシとは思えぬ硬い体です。そのため、標本作成方法は、腹吻亜目コナジラミ上科のコナジラミの標本のやり方を基本に行うのが妥当のようです。
 そこで、以下、考えたやり方を掲載しました。

1.文献


2.工程

虫体を水酸化ナトリウム・キッチン泡ハイター(3:7くらい)の混合液に入れる。(キッチン泡ハイターだけでもいいかもしれない) 大体30分ほど。

②一旦取り出し、水洗い(水に漬ける)後、過酸化水素水の中へ入れる。(漂白作業)時折、顕微鏡で確認しながら作業する。

 以下の写真左くらいでOK。



 ただ、このやり方のほうがベストであろう。



③これ以降、参考文献の方法で

  1. 脱水: 氷酢酸により水分を取り除きクローブオイルに漬ける。
  2. マウント: スライドガラスに移動しカナダバルサムで封入する。
  3. 乾燥: 50°Cで1週間ほど乾燥させる。
  4. ラベリング: 採集ラベルと同定ラベルを貼る。

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