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2024年12月30日月曜日

おそらく、ワタノオビアザミウマ Ayyaria chaetophora

 ちょっと前に、イタドリで見つけたアザミウマで、さきほど、詳しい方にご教授いただきました。ありがとうございます😊

 この種は、1属1種だそうです。

寄主植物:イタドリ



Astrothrips aucubae

 アラカシで見かけたアザミウマです。

この種類は、頭部背面が隆起しているのが特徴的で、パッと見でわかりやすい種だそうです。

また、広食性で、キジョランやキヅタなど様々な植物で見られます。



タンポポにいたクダアザミウマ科の一種

  タンポポアブラムシでもいないかとタンポポのロゼットをめくっていると、小さなアザミウマがいました。

 Twitterの方によれば、「農業害虫として知られるカキクダアザミウマPonticulothrips diospyrosiのように見えますが、クダアザミウマ科はパッと見でわからない(少なくとも私では)ので難しいですね、、そもそもカキクダアザミウマはカキの木の樹皮下等で越冬するので、タンポポにいるのも不思議ですね。」

とのことで、クダアザミウマについて調べてみてもよくわからなかったので、タイトルは子のままにしておきます。


2024年12月28日 兵庫県

ミヤモトマルグンバイAcalypta miyamotoi Takeya, 1962

兵庫県における正式な記録は、つい最近公表されたそうです。私は知りませんでした。

その記録については、こちらをご覧ください

こちらでも説明しておきます。

区別方法は、3つは縁の膜質部で、1列がマルグンバイ、2列がミヤモトマルグンバイ、3列がツルギマルグンバイである。(あくまで参考程度に)

追記 無翅マルグンバイにおける前縁域の小室というのは完璧な同定形質ではなく、この個体のように小室が1列のミヤモトマルグンバイなども僅かながら見られるみたいです

環境は、朽ち木から生えた苔、湿った水辺の苔などで、乾燥度合いは正直関係ないと思っている。

これは、分かりやすい
一部分のみ2列の個体もいる

これもミヤモト

2024年12月27日金曜日

タイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum

 餌:ノゲシ,アキノノゲシ,オニノゲシ,ニガナ,レタスなど

脚は淡褐色で、腿節末端部と角状管は黒色。

成虫では胴体中央も黒色になるようだ。

有翅型の翅は無色透明。






2024年12月27日 兵庫県

Hyperomyzus属の一種

自信がないので上位分類にします


長さが分かるように目盛りの入ったプレパラートで、標本にして、Hyperomyzus lactucaeとHyperomyzus carduellinusを比べてみました。

 標本にしてみると、角状管のふくらみ等は、そこまで大きくはなかったことなどの特徴や、文献の標本写真などを隅々まで見ていく中で「Hyperomyzus carduellinus」ではないかと思います


 標本写真は近日中に掲載できればいいなと思います。


 今はとりあえず、生体写真などのみです。








トゲマダラアブラムシ属の一種( Tuberculatus sp. )

追記 これは原色図鑑でトゲマダラアブラムシ属の一種( Tuberculatus sp. )とされているものだそうです。また少し調べてみます。

2024年12月25日、ウバメガシにいた幼虫(有翅)を採集し、飼育していたところ、その翌日2024年12月26日に成虫になりました。

 分類は、マダラアブラムシ亜科ではないかと思います。

 分かり次第追記します。

発見時の幼虫


成虫写真






2024年12月22日日曜日

ニタイケアブラムシ属の一種の越夏型幼虫

 少し前に、近所の公園のカエデの一種についていたものです。

 なんか自分だけ、越夏型幼虫を越冬型幼虫と勘違いしておりました。(ダイスケさんからのご指摘で気づきました)

 簡易顕微鏡下で撮影したので画質がやや悪いかもですが、ご了承ください。




2024年7月22日 兵庫県

?ヒラタアブの仲間?

2024年12月20日、部屋の中を飛んでいた一匹のハエを採集しました。

全然分からないのですが、ヒラタアブ系のような気がしなくもないです。

分かれば追記します。





 2024年12月22日 兵庫県

2024年12月21日土曜日

イヌツゲクビレコナジラミ Aleuroclava hikosanensis (Takahashi, 1938)

 こちらのコナジラミは、アオキコナジラミと同様に広食性であります。

 特徴的な形質なので、混同されることは少ないと思います。

 2025年3月7日:コナジラミ写真集には、アワブキに寄生する近似種が掲載されています。

 Aleurotuberculatus hikosanensis Takahashi, 1938とJapaneyrodes hikkosanensis (Takahashi, 1938)がシノニムです。


ヒサカキの個体


上郡町 イヌツゲの個体

 

アオキコナジラミ Aleuroclava aucubae (Kuwana, 1911)

 アオキコナジラミ属の中でも極めて広食性であり、ありふれたコナジラミです。

 以下の写真のように、上のほうはかくかくしていて、白いロウがはっきり出ているのは間違いないと思います。あとは、標本を作って検鏡し他方がいいと思います・・・

ヒイラギの個体
アセビの個体

2024年12月20日金曜日

ホトケノザクギケアブラムシ

今の名前:ホトケノザクギケアブラムシ←こっち使う

シノニム:ハナトラノオコブアブラムシ

 2024年12月20日、道端のホトケノザ(シソ科)についていたアブラムシです。

 








2024年12月20日 兵庫県

2024年12月18日水曜日

アラカシのムネアブラ属の一種

 2024年12月16日、後輩から、「アラカシの葉裏についていた」とこのサンプルの写真を頂きました。

 ただでさえ、ムネアブラムシの既知種が少ないうえに、僕も見たことがない形質


 何か分かれば、追記します



2024年12月16日月曜日

ユリノキヒゲナガアブラムシ Illinoia liriodendri (Monell)

  2024年12月16日 ユリノキの枝で発見。

 きわめて大型のアブラムシでロウ質の白粉をまとう.寄主転換せずユリノキのみで生活する.北米原産の侵入害虫で,日本では1997年に横浜で初めて確認された.関東各地など分布は拡大している.

形態:

無翅胎生雌虫の体長約2.5mm.緑~淡黄緑色だが,無翅虫はロウ質白色粉をまとうので白く見える.無翅雌虫の触角は基部から3節目より先は黒色,脚部は跗節が黒になるがそれ以外は体色と同じ.触角は体長の1.2~1.6倍.



 追記2024年12月19日:写真追加

幼虫 2024年12月19日 兵庫県

幼虫 2024年12月19日 兵庫県

成虫? 2024年12月19日 兵庫県

集合して越冬 2024年12月19日 兵庫県

マミー(死骸) 2024年12月19日 兵庫県

成虫(下)と幼虫(上) 2024年12月19日 兵庫県


 追記2024年12月16日22時09分:出産していた 






2024年12月16日 兵庫県上郡町

クロトゲマダラアブラムシ Tuberculatus stigmatus

2024年12月16日、コナラの葉がわずかに残っており、その葉にヤノイスアブラムシと一緒にいました。

コナラなどの葉に集まる。

角状管は短めで切断したように途切れる。

腹部前方の腹節に3対の黒色の棘があり、棘は前方から順に長くなる。

脚は前脚・中脚は淡色、後脚は黒い。

幼虫は黄色で中心部に紫色の縦帯が見られる。



2024年12月16日 上郡町