細長い松の葉に止まることから、細長い体形をしている。
体色は暗緑色で、薄くロウ質白粉で覆われている。後ろ脚は大変長い。
コロニーは作らず、単独で活動する。
標本 |
コナラのアブラムシです。
前回のカバイロトゲマダラと体色が大きく違いますが、変異があるようです。
コナラなどの葉に集まるオレンジ色のアブラムシ。
腹部後方にある1対の角状管は非常に短く、切断したように途切れる。
有翅型は黄緑色から黄褐色まで変異があり、後脚の腿節と脛節基部が黒く、前胸と腹部前方に突起がある点などが特徴。ただし、秋に現れる有性世代の♂では、本種の特徴であるトゲが見られない。
本種の単性世代では和名のカバイロよりも緑色の個体のほうが多く見られている。
有性世代の♂でしょうか |
少し拡大 |
iNaturalistでは、いろんな生き物の分布情報を得ることができます。
早速、シタベニハゴロモの情報を見てみると、報告例のある兵庫県、石川県、福井県、岡山県などでは確認されていえるようだ。中部地方あたりも少しある。
京都府北部では、まだ見つけられてないらしい……
日本では初めて石川県で見つかったということもあってか、石川あたりの情報は多いようだ。
大きさ ♀ 10-13mm ♂ 9-10mm
見られる時期 4-10月
分布 北海道・本州・四国・九州・沖縄
胴が細長く、脚も長いクモ。胴体は黄褐色~灰褐色で、脚は赤褐色。上顎が大きく、鋭い牙が目立つ。
水田などでよく見られ、水平の円網を張る。
2024年11月27日、駅の明かりに飛んできたので撮影しました。
自分の経験上、大きめの蛾はあまりカメラを構えても逃げないのが多い気がして、撮りやすいです。
この模様好きです |
顔 |
以前、マテバシイについたアブラムシを見つけていて、はじめはマテバシイケクダアブラムシとしていたのですが、調べてみると、
「微細な形質が多く、顕微鏡なしでEutrichosiphum属の確定を行うのは、どうにも難しそうです。既往の知見から一番可能性の高い種を絞ることで、その記載文や図と照らし合わせて矛盾がなければほぼ確定、ということになります。ただし、知見の集積が少ないものや、多種が寄生する植物では、絞り込みを間違える可能性があります。」
とありました。
この写真の個体のサンプルを採集していなかったので、また採っておきます。
前回、マダラカエデコナジラミを見つけていたので、「カメムシさんぽ」に投稿していた記事をここに持ってきました。
イロハモミジにいたものです。
発見個体はすでに死亡済みでしたが、なんとか同定できたので、掲載します。
カエデコナジラミでなかったら訂正します。
イロハモミジ 葉表にて |
コナジラミ写真集には、「生きているときは淡黄色、 長さ1.4mm x 幅1.1mm、 楕円形で前方はわずかに狭まる。 葉っぱの表面と裏面の両方につく。」とありました。
コナジラミ写真集に標本写真があります
ここで紹介あんまししてないようなので
アリのトンネル巣から発見
蟻道内で生活する口吻の長いオオアブラムシ。
無翅型は淡褐色に暗褐色の斑紋があり、腹節毎に黒色の紋が1対ずつある。
口吻は大変長く、体長の1.5倍以上もある。
エノキやケヤキの幹にアリが土を固めて作ったトンネル状の蟻道内で、アリと共生している。アリの巣に寄生するというよりは、アリに飼育されている家畜的存在。
口吻が長い |
幼虫 ちょっと前は見られなかった |